~2008年声優アウォーズ&アニソン大賞~
AAA~悠久の風~のハピゆきさんが今年も恒例の企画を立ち上げてくれました♪ そして嬉しいことにお誘いのコメントまで……
これはもう参加するっきゃない(*´▽`)ノ.+
ってなわけで、参加させていただきました!
項目は以下の通り。
・主演男優賞
・主演女優賞
・サブキャラクター男優賞
・サブキャラクター女優賞
・新人男優賞
・新人女優賞
・OP大賞(アニメ・ゲームのOPの中で最も気に入った曲)
・ED大賞(アニメ・ゲームのOPのEDの中で最も気に入った曲)
・ベストオブ歌唱賞(最も気に入った声優名義での曲)
・特別賞(キャラソン、挿入歌の中で気に入った曲)
さぁ、ではわたくし月詠の2008年声優アウォーズ&アニソン大賞は......
続きはOPENからどうぞ♪
主演男優賞
中村悠一さんです。
CLANNADシリーズ「岡崎朋也」役、マクロスF「早乙女アルト」役と主役はもちろん、鋼のラインバレル・機動戦士ガンダムOO・しゅごキャラなど、レギュラーor主要キャラを演じてきた存在感の高さは言うまでもない。一部キャラを除けば、演じているキャラのタイプが似ているのでバリエーションの面での評価は高くないかもしれないが、それを補って余りある存在感。
次点は、福山潤さん(コードギアスR2「ルルーシュ」役、狼と香辛料「ロレンツ」役など)、吉野裕行さん(機動戦士ガンダムOO「アレルヤ・ハプティズム(ハレルヤ)」役、カオス;ヘッド -CHAOS;HEAD-「西條拓巳」役など)。演じてたキャラのバリエーションでは福山さん、メインキャラを演じた数では吉野さんと言った具合です。
主演女優賞
小清水亜美さんです。
コードギアスシリーズの「紅月カレン」役、狼と香辛料「ホロ」役はあまりに有名ですね。企画主催者のハピゆきさんなど両シリーズで主役を演じられた福山さん&小清水さんコンビでの主演賞独占を評価する方々もたくさんいるでしょう。
ただ、個人的に小清水さんを主演女優賞として押す最大の理由は主人公少年役でしょうか。H2O「弘瀬琢磨」役、まかでみ・WAっしょい!!「羽瀬川拓人」役と作品自体が先の二作品に比べヒットしたとは言い難いとはいえ、二つの作品で主役少年役を務めあげた演技力は十二分に評価されるべき。
主演”女優”賞だけど、それは演じている人が女性であればいいわけで、演じている役が男性役でも獲得出来るのが、声優ならではの賞ではないかとも思います。
次点は、能登真美子さん(乃木坂春香の憂鬱「乃木坂春香」役、鋼のラインバレル「城崎絵美」役、地獄少女三鼎「閻魔あい」役など)。詳細は後述。それはつまり……。
サブキャラクター男優賞
子安武人さんです。
最近では特にサブキャラクターを演じられることが多い方ですので、必然的にこちらでの受賞となりました。ただ、それだけにその出演数、印象度は他を圧倒しているのではないかとさえ思います。テイルズオブアビス「ジェイド・カーティス」役、PERSONA「神郷諒」役と言ったクールな役どころから、ロザリオとバンパイアシリーズ「謎こうもり」役、ToLOVEる「ザスティン」役などコメディ系まで演じたキャラの数、幅の広さは言うまでもありません。
絶望先生「糸色景」役、スレイヤーズREVOLUTION「レゾ」役などちょい出でも印象の強いキャラを演じている点もポイントが高かった。
次点は小野大輔さん(みなみけ~おかわり~「保坂」役、黒執事「セバスチャン」役、夜桜四重奏「岸恭介」役など)。印象度では子安さんに引けを取りませんが、やはり数でやや及ばず。
サブキャラクター女優賞
能登真美子さんです。
これは難しいところでした。要は、サブキャラクターの線引きが、です。サブキャラクターを演じた数でいけばいいのか、それとも質なのか、ではなくて、どの程度のキャラはメインではなくサブになるのか、です。
まぁ、そんなこともいろいろ考えた結果として能登さんを選ばせていただきました。主演で次点だったのでわかるかと思いますが、主役を演じた数も多いです(乃木坂春香の憂鬱「乃木坂春香」役、鋼のラインバレル「城崎絵美」役、地獄少女三鼎「閻魔あい」役など)。
ただ、それに加えてCLANNADシリーズ「一ノ瀬ことみ」、ゼロの使い魔シリーズ「ティファニア」などサブキャラクターに分類しても問題ないメインキャラクターを演じている数も多い。ちょい役のゲストでも、GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-「パトリッツァ」など印象が強いキャラを演じていることも多く、主観的ながら「印象度」一本で決めさせていただきました。
メインに比べ、それくらいサブキャラクターは味がある印象が必要ではないか、と私がよく考えていることと巧く当てはまったケースと言えます。
次点は沢城みゆきさん(夜桜四重奏「五十音ことは」役、かんなぎ「青葉つぐみ」役、PERSONA「神郷洵」役など)。純粋にサブキャラクターに限定すれば、沢城さんが上なのかもしれない、と記事を書きながらも悩んでいます。とにかく沢城さんがどの役であれ出演して脇を固めているアニメは安定していると思うほどです。
新人男優賞
梶裕貴さんです。
主役では夜桜四重奏で「比泉秋名」役を、サブでは黒執事で「フィアニン」役を演じられています。正直、選考は困りました……これだ!と言う方がいらっしゃらなくて(汗 今年活躍された新人男性声優の方、申し訳ありません) まぁ、それだけ新人女優賞で選ばせていただいた方の印象が強すぎた、と言うのもありますが。
その中で、メイン、サブでそれぞれ味のある活躍をされたと言うことで梶さんを選ばせていただきました。23歳と言う年齢、昨年あたりから急激に出演作品を増やしていること(単発含む)も考慮してます。あとは、今後、どれだけ活躍してくれるか、ですね。
新人女優賞
中島愛さんです。
ここは文句なしで一発決定ですかね。マクロスF「ランカ・リー」役はそれだけ印象度が大きい。これ一本ではありますが、そこは数ではなく質で評価しています。
マクロスシリーズの大役をデビュー作として応募の中から選ばれながらも、そのプレッシャーに決して負けず、演技とさらに歌の両面で大きな活躍を見せてくれたと思います。他作品をデビュー作とする方と比較して、歴史のあるマクロスシリーズのヒロインと言う看板、マクロスシリーズならではのアニメの域を出た歌のイメージを求められる作品なだけに、そこで複数の要因があるとはいえ成功を重ねたのは素直に評価されるべき点だと思います。
あとは今後、「ランカ・リー」のイメージをいかに脱却して別作品でも同等以上の活躍が出来るかに尽きるでしょう。歴史あるアニメシリーズをデビュー作にした、と言う意味では阪口大助氏もいらっしゃいますが、現在のように年間で十数本のアニメに出演されるようになるまでは道のりが長かったようにも感じますし(当時と現在では放映しているアニメの本数自体に大きな差があるでしょうし、一概には言えないでしょうが)。
OP大賞
「ライオン(May'n&中島愛)」
マクロスFより。とにかく外せないかな、と。マクロスFの曲は挿入歌含め非常に気に入っている曲が多いなかでも、特に印象深いですね。OPを含め劇中での使用頻度も高いことがイメージとして鮮烈に残っている要因の一つかもしれません。
こういうところでマクロスシリーズはうまいですよね。
次点では「O2(ORANGE RANGE)」「WORLD END(FLOW)」※共にコードギアスR2OP、「motto☆派手にね!(戸松遥)」※かんなぎOP。印象と言うかインパクトと言うか、作品とのマッチした具合で言えばこの二曲かな、と。最後の一曲はイメージ勝負! とにかくインパクトがありました。まぁ、監督があの方なので若干OPのレイアウトと言うか動きが、某作品に似てたなと思ったこともありましたが。
ED大賞
「冒険彗星(榎本くるみ)」
テイルズオブアビスより。
完全な主観です。ただ、EDかぁ、と思って最初に頭をよぎったのがこの曲でした。08年4クール目の作品なので感覚として近いことなども最初に頭をよぎった理由なのでしょうが、それでもこの曲が好きでした。
EDとして演出も他の作品とは一線を画していて、ED曲中に次回予告が流れるためよけいに印象深い。低音の声で、それでも小刻みにいいリズムで歌われるので頭の中にも残りやすいですし。
とにもかくにも私はこの曲を推します(ぉ
次点は「Chain(Snow*)」。シゴフミより。私の中で印象深いEDはあとはこれなんですよね。作品自体の重くミステリアスなイメージが巧く伝播しているような曲だと思いました。こういう作品に合った曲は、私の中で評価が高いです(最近では本編とOP・EDを完全に独立させて製作しているアニメもありますが、それが悪いとか評価が低いとかそういうことではなく、あくまで手法の一環として私はどちらかと言えば本編に合わせた方が好き、と言うだけ)。
ベストオブ歌唱賞
「トライアングラー(坂本真綾)」
マクロスFより。
声優名義でいけば、この一曲ですね。もちろん、マクロスFと言う看板に売上を押し上げられた部分は少なからずあるだろうし、マクロスFの人気に印象付けられた部分もあるのはきっと事実。
でも、それらを差し引いてもいい曲だと思います。加えて評価したいのは声優名義であると同時に、本人がOPとして提供した同作品にほとんど出演していない点でしょうか(ランカとブレラの母親役のみ出演)。水樹奈々さんや林原めぐみさんなど個人名義で高い評価を受ける声優の多くが、同作品に対してメインで出演していることが多いのに対し、この作品に限りそういったことがほとんどない。
あくまで歌手・坂本真綾と言う名前と歌唱力の秘めるポテンシャルの高さも感じました。
特別賞
「インフィニティ(シェリル・ノーム starring May'n)」
マクロスFより。
挿入歌の質・数ともに昨今のアニメ作品の中で群を抜くマクロスFですが、その中でも特に私が好きなのはインフィニティなんですよね。
アニメの影響が強いと思います。初めてアルトが部隊に入った後に命をかけたギリギリの攻防へ突入シーンで使われたこともあって印象がすごく強く残っています。娘々(ニャンニャン)サービスメドレーでも使われた場面がいいところだったこともあって特に、ですね。
それは曲としての評価なのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、挿入歌はあくまで劇中のその場面とマッチングを果たしてこその挿入歌。そういう意味では劇中の場面をより際立たせてくれたこの曲だからこそ、私はこの賞を与えたいと思いました。
総評
声優アワードに関しては、やや分散傾向ですね、私の場合。記事で書いたように、コードギアスと狼と香辛料で主演は固められる方が多いかもしれないので、全体的な傾向としてはこの二作品がやはり強かったのかもしれません。
アニメとして強い=演じている方の演技がしっかりしている、と言うことにも少なからず繋がるはずですし。
楽曲面で行けば、マクロスFの圧勝のような気がします。もちろん私のED大賞のように個人主観の評価のため、一部ではややマクロスFから外れる評価も見受けられるでしょうが、全体的には2008はマクロスFかな、と。追随を許されるとすればコードギアスR2、機動戦士ガンダムOOと言ったところでしょうか?
こうして振り返ると、ロボットアニメ系は昨今楽曲に対しての力の入れようがすごいですね。そういった傾向(裏でいえば予算がある)なのかもしれませんが。
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