機動戦士ガンダムOO 2nd season 第06話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[機動戦士ガンダムOO]
『傷痕』
沙慈の身勝手な言動によって壊滅したカタロン基地。CBはカタロン残党を移送する手配と囮役を買って出る。一方、地上に降りたルイスたちを含めたA-LOWSは、囮となったガンダムたちを相手に出撃する。
アレルヤとソーマ、刹那とMr.ブシドー、そして沙慈とルイス。
果てしない宿縁は今、交錯する―――。
<あらすじ>
沙慈の身勝手な言動によって壊滅したカタロン基地。カタロン側のCBに対する不満が高まる中、CBは王留美を通じてカタロンの別施設への移送の手配と護衛を買って出た。
一方、炎に包まれたアザディスタンを前に踵を返した刹那。アザディスタンに残る意思を示すマリナを強引に連れ帰った刹那に感謝しつつ、燃えた故国に思いを馳せるシーリン。
その頃、A-LOWS地上部隊には宇宙部隊のバラック=ジニン、そしてルイス=ハレヴィらが補充要員として合流を果たす。そんな中、ソーマの下にはセルゲイから暗号通信が届く。それは、自らの得た情報でソーマたちにオートマトンを使用した殲滅戦をさせてしまったことを謝罪するものだった。身を削るようなセルゲイの想いに、ソーマは改めて自らが戦うために生み出された超兵であることを認識する。
カタロン残党移送作戦に移行するプトレマイオス2。海岸線で自ら囮になるCB。出撃するガンダムたち。
セラヴィーに立ちはだかるのは因縁のあるバラック。
仲間であるカタロンの仇を討つため怒りを露わにするライル。
そしてアレルヤとソーマ、
刹那とMr.ブシドー
そして、自分のしたことのためにプトレマイオス2に戻っていた沙慈はせめて生き残った命だけでも守りたいとサブブリッジで砲撃手役を買って出る。目の前に迫るのは、ルイスが駆るジンクスⅢ。震える右手で、果たして沙慈はトリガーを引けるのか―――。
感想・考察はOPENからどうぞ。
<感想・考察>
ソレスタルビーイング
・OO
トランザム起動w もはやイアンの「トランザム使うな」は意味がないなwww
イアンが徹底してトランザム使用に難色を示すのは、やはりGNドライヴのオーバーロードを懸念してでしょうか。この辺りの説明が劇中でほとんどカットされているので、イマイチ重みに欠けてしまう。2話での説明では、TRANS-AMによる強制起動は自爆と紙一重だから、ということなのでしょうけどね。
だからこそもう少し説明が欲しいですね。例えば2基の太陽炉が自爆した場合の被害が尋常ではないとか、太陽炉2基を失うことの意味の大きさとかそういった部分をもっと誇張するべきか。
個人的にはOOの機動性とアヘッドの機動性が同等以下というのはどうだろうかなぁ、と。機動性を含めツインドライヴの利点があまり見えてこない演出は、(例え将来的にツインドライヴである意味があるとしても)ちょっと萎えてしまう感じがします。
・ケルディム
海上高速ホバーしながらの狙撃シーンはカッコイイですね。この手の高速戦闘はケルディムの得意分野ではないはずですが、やはりああいったことができることを考えると推力も底上げされているようです。
ちなみにケルディムの太陽炉は腰裏にあります。あの四角いパーツの群れの中にありますwww
・アリオス
いきなり胸部被弾。太陽炉は腰にあるので太陽炉に対するダメージはゼロでしょうけど。なかなかアリオスはいいところがないですが、それもアレルヤのスペックが落ちているから仕方ない。
しかし、アレルヤは脳量子波が使えないとソーマの反応速度にまるでついていけてないですね。というか、ここだけ別次元というべきでしょうか。
基本的にアレルヤ以外のマイスターは脳量子波が使えないはずですから、つかえていた頃は基本的な反応速度で言えばアレルヤ>他三人だったはず。それが使えない時点でアレルヤ=他の三人で、ソーマ>アレルヤ=他三人となるはずなのです。
ただ見る限りではMr.ブシドーとか他のパイロットとソーマの差があまり見えないですからね……。反応速度だけで戦闘をするわけではないので、その他の要素が加わればまた違うんでしょうけど。
・セラヴィー
新要素はなし。ただパイロットの方にちょっとあるかな。
ネーナは脳量子波が使えるようで、そう考えるとヴェーダとのリンクは脳量子波によるものの可能性が出てきました。もちろん、同じ脳量子波でも超兵と違って反応速度に脳量子波を使うのではなく、ヴェーダとのリンクのためだけに脳量子波を使うのでしょうけど。
ただ、そうなると同じくヴェーダにリンクする能力を保有しているティエリアも脳量子波を保有している可能性があるのではないかな、と。
こうなってくると脳量子波の扱いはGN粒子並に難しいかもしれません。宇宙世紀で言えば、M粒子とNTみたいなものになってしまうわけですから。ただ、そうなればなるほどそのあたりのしっかりとした設定はもっと出してほしいところ(今後の展開にかかわるなら別ですが)。
ティエリアの方は沙慈とのやり取りで、「丸くなった」という印象を抱く感想を多々お見受けしました。確かにそんな感じです。ただ、個人的にはそこまで丸くなったかな?とも。彼が「丸くなった」のは仲間に対してのみだと思います。
沙慈に対してそう見えたのは、彼がCBのメンバーではないからでしょう。CBのメンバーでガンダムマイスターならば命よりも理念を優先する強い信念と世界を変革する覚悟が求められるわけで、当然それだけの厳しさを自他に要求してきたのが一期のティエリア。二期もその部分はあまり変わっていない。ありえないことですが、もし情報漏洩をしたのがライルだったらその場で射殺してたのではないかな?と。
あるいは、射殺前提で理由くらいは聞いたかもしれません。それならば、一期と比較して「丸くなった」と思えますが、いかんせん沙慈相手では判断が難しいですね。
・沙慈
結局、彼は撃てるのか。
それに尽きるでしょう。罪を犯し、罪と向き合い、それでも行動を起こした沙慈。緊急事態が重なったとはいえ、ここまでの時間の短さは精神的な強さなのでしょう。姉を、恋人を、ただ失うことしかできなかった沙慈。でも、今は「守る」こともできる。
そう思って砲撃手になったものの、いざとなると撃てない。
というか、いきなり撃てるのはそれはそれでどうなんだろう、と思うのでここでの葛藤は個人的にアリだと思いますね。イアンからすれば冷や冷やモノなんでしょうけど(苦笑
理想論ばかりを口にしていた沙慈。それは今も変わらないのかもしれないけれど、それでも戦場に立ってなお敵を倒すことが「MSを壊す」ことではなく「命を奪う」ことであることを認識してくれているのは素直にうれしく感じる部分です。
大切なものを二人も喪ったからこそ、命の重みをしっかり理解してくれている部分が、数少ない「沙慈」というキャラクターでの救われた部分かもしれません。
・マリナ
そんな沙慈とは対照的に消極的だったマリナ。
アザディスタンのためなら死んでもいいと言っていたが、あそこで死ぬことがアザディスタンのためにならないことなど明白。
あそこで死んだってカケラもアザディスタンのためにならない。どうせならば、しっかりとアザディスタン復興の下地を作るなり、死さえ厭わないならばその覚悟の下で強く積極的な行動を起こすなりしてこそのセリフだと思います。
ソーマの印象が強すぎてやはり薄幸マリナ姫は、その存在オーラまでが薄く(汗
A-LOWS
・ルイス
アンドレイに一目惚れされたルイス。なるほど、これでガンダムシリーズ特有の三角関係が「沙慈-ルイス-アンドレイ」で成立するわけですね(マテ
もし、これで沙慈が戦闘でルイスを撃とうとしたところをアンドレイが庇って戦死、ルイスが沙慈と闘って~みたいな展開になったら、お約束ですよね(爆 近いところだとSEEDでのニコルとかトールとかああいう立ち位置なんでしょう、アンドレイ(ぇ
ちなみに私の予想では、次回沙慈がトリガーを引いてビームがルイスのジンクスⅢをかすめ、コクピット剥き出し。そこで沙慈はA-LOWSにルイスがいることを知って、A-LOWSからルイスを助け出すことを決意し、CBに協力するのではないか、と。
この展開になると、アレルヤも似たような動機で戦っているわけですし、それでソーマが仲間になるとソーマがルイスのことを知っているので、良い具合に敵味方で人間関係が絡んでくれそうな気がするんですけどね(ぉ
次回『再会と離別と』。アレルヤとソーマでアスランとカガリと同じことをするんですかね(違 でも展開としてはソーマが次回裏切ってもおかしくない展開。
そうなればそれはそれで、セルゲイらの裏切りフラグもそこそこ役立ちそう。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
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・http://ameblo.jp/azeaniblog/entry-10162341615.html
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・http://blog.livedoor.jp/ms_2001/archives/50629657.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/51124768.html
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・http://plaza.rakuten.co.jp/syofactory/diary/200811090002/
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