CLANNAD AFTER STORY 第06話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[CLANNAD -AFTER STORY-]
『ずっとあなたのそばに』
志麻の想いに触れることで、美佐枝も五十嵐への想いをフッ切った。それから、少しずつ心の距離を縮める美佐枝と志麻。しかし、志麻は自分の本当の目的と正体に気づいてしまう。
美佐枝と志麻の過去を垣間見た朋也。
月日は流れ、あの日のまま時の止まった美佐枝に朋也は夢で見た想いを伝える......。
<あらすじ>
五十嵐に彼女がいたことにショックを受けて欠席してしまう美佐枝。そのきっかけを作ってしまったと志麻まで落ち込んでしまう。そんな二人に、親友のサキとユキが手をまわし、公園で二人は逢うことになった。
恋心があってもなくても、純粋に美佐枝の幸せを願う志麻の想いに触れて美佐枝も五十嵐への想いをフッ切る。
翌日、美佐枝はサキとユキの誘いを断ってまで志麻といる時間を選ぶ。二人の想いは着実に近づいて行く。光坂高校史上初の女性生徒会長として活躍する美佐枝の姿も、サキとユキの計らいで目にすることが出来た志麻。しかし、そこで志麻はとあることをきっかけに自分が何のために美佐枝に逢いに来たのかを思い出す。
自分が本来の志麻賀津紀ではないこと。
本当の志麻賀津紀はすでに他界していること。
そして、自分は志麻賀津紀から託された想いこそが、
美佐枝に尋ねた、たった一つの願いを叶える力だということ。
ほんの少しだけ時間は流れて秋祭り。
美佐枝と一緒に秋祭りに参加した志麻は、その途中で改めて美佐枝の願いを問う。
「ずっとあたしの傍にいてください」
美佐枝の出した答えに涙する志麻。だが、志麻はそれ以来美佐枝の前から姿を消してしまう。
そこで夢から醒めた朋也。
その夢を見せたのが、ほかならぬ美佐枝の飼い猫であることに気付いた朋也は、美佐枝に伝えなければならない想いを知る。
そして、秋祭り当日。
朋也たちも参加する祭りの最中、美佐枝は美佐枝に懐く猫と一緒に姿を現した。
世話のかかる子と称する美佐枝に、朋也は夢で見て知った想いを美佐枝へと伝える……。
感想・考察はOPENからどうぞ。
<感想・考察>
相楽美佐枝
原作をプレイした方も納得の改編だったのではないでしょうか?
本来学園祭だった志麻との約束が秋祭りになっているなど微々たる部分はそう問題ではありませんでしたが、個人的に最後の朋也のセリフに救われたというか。
「そいつ、美佐枝さんの幸せを願っているんだよ」
正直、原作ではプレイヤーの分身である主人公(朋也)との間で結局攻略不可みたいな終わり方だったので救いがないと言うか、PS2らきすたの某ルートのような具合だったわけです。
でも、この一言が追加されてだいぶ変わった。いや、もしかしたら原作でも同じセリフがあったのかもしれませんが、少なくとも自分の記憶している限りでは、原作よりも印象が良い。
もちろん、アニメ版では渚ルート一直線なので、朋也と美佐枝が恋愛関係に落ちることはありませんけどね。でも、そういったセリフがあるおかげで私のような美佐枝さんファンも救われるわけです。
このセリフがないと、美佐枝さんは一生過去の思い出としか人生を歩んで行けないように見えてしまうから……。
ただ、このセリフと美佐枝さんの「もう一華咲かせてみようかな」という決意のおかげで、美佐枝さんは志麻との不思議な恋とともに新しい道を歩める可能性を示唆してくれているので。
基本的にアニメは原作批准なものの尺の都合上、カットの意味合いが強い改変が多くそれに批判をすることもしばしばですが、美佐枝ルートに限れば良い改変をしてくれたと思う。
もちろん、原作に比較すれば文章量で大きくカットされているのは否めないけれど、アニメーションとして問題や矛盾はほとんどないだろうし、最後のセリフ一言で十分カットした分をチャラにしてくれた感じがします。
志麻賀津紀
本来の志麻賀津紀は、病弱で入退院を繰り返すような少年……だったはずです(汗 原作では確か説明があったはずですがうろ覚えです。その時、たまたま知人のお見舞いに来ていた美佐枝と会話をしたことで救われた志麻賀津紀は、病弱な自分に代わってとある存在に、美佐枝の願いを叶えるように頼んだ。
それが、志麻賀津紀が飼っていた猫。
どうして本来の志麻賀津紀にそういった能力があるかは不明です。しかし、そこに突っ込みを入れるのは野暮というものでしょう。
ただ、彼は二つの願いを叶える光の玉を持っていたのだと。
ひとつは、自分の願いを叶えるために、猫を人間化させて美佐枝の下へ送るために。
もうひとつは、人間化した猫に光の玉を預け美佐枝の願いを叶えるために。
ただ、限界があったのだということでしょうね。あるいは、光の玉は二つではなく一つで猫の人間化は仮初の力の使用であるがために奇跡が長続きするものではなかったのでしょう。
志麻が人間として維持できる限界を超えて消えた時、美佐枝の願いが発動した。
アニメでは語られていませんが、あの猫は志麻が消滅してすぐの美佐枝が高校三年生の終わりに姿を見せています。
その後、美佐枝は光坂高校を卒業、短大に進学した後、再び光坂高校に男子寮寮母として帰ってきますが、その時に再び姿を見せています。
そして、春原らは1年のころから美佐枝を知っているので、美佐枝のところに猫が姿を見せて少なからず6年以上が経過。さらに、本来の志麻賀津紀に飼われていた時間を考えれば7~10年程度生きていることになるでしょう。
まぁ、10年程度なら猫でも生きている例は多々ありますが、本能よりも思い出を優先出来るような「心」を持てたのは、美佐枝の願いのおかげなのだろうな、と。
余談。
吉野祐介&公子登場。この辺り、さりげないですよね。原作でもありましたが、こういうところをカットしないのはうれしいところ。
次回『彼女の居場所』。有紀寧ルート突入。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-1113.html
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・http://blog.livedoor.jp/auauauau___/archives/1060806.html
・http://dacapo3.blog7.fc2.com/blog-entry-42.html
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