1/100 MG インフィニットジャスティス
注意:撮影は携帯電話のカメラを使っています。普段からサイズに物足りなく、設定可能な最大サイズで撮影したらピンボケが激しく、また凄くファイルが重いですorz

発売直後に購入。最速で作りましたw かなり荒い作り方をしましたが、これも仕事をしている身でコツコツやることがあまり得意ではない人間としては精いっぱいです(爆
そんなこんなでキットレビューは、OPENからどうぞ。

<オリジナル設定>
本機はそんなX19Aインフィニットジャスティスのロールアウト直後の試験運用期間中にのみ限定的に施された特殊カラーリングバージョンである。
X19Aインフィニットジャスティスは、アスラン・ザラを事実上の専任パイロットとすることを前提に最終的なスペック調整が施されていた。しかしながら、当のアスラン・ザラはブレイク・ザ・ワールド事件以降、ザフトへ復隊。ギルバート・デュランダルによって最高評議会議長直属の特務部隊FAITHに任命され、ZGMF-X23Sセイバーと共に地球へ降下。以後、オーブの地球連合加盟やキラら第三勢力が両軍に対して武力介入を行ったことなどもあり、ザフト軍人として行動していたアスランの手による直接の最終調整は不可能な状況であった。そこで、ザフトにファクトリー工廠が発見され追撃されていたところをストライクルージュおよび乗り換えた最新鋭機X20Aストライクフリーダムによって撃退したキラ・ヤマトが、そのままエターナルにおいて臨時でX19Aインフィニットジャスティスの試験運用も実施することとなった。
本来はアスラン仕様のOSのまま試験運用を行う予定ではあったが、試験運用中に再度ザフト追撃部隊に発見されてしまう。試験運用中だったことからX20Aストライクフリーダムへの乗り換えが難しいと判断したキラが急遽自分仕様にOSを書き換え再起動した状態が本機である。
当然ながら基本スペックに差はないが、VPS装甲色が大きく異なる。本来のX19Aインフィニットジャスティスおよび旧型機であるX09Aジャスティスの装甲色は、主に近・至近距離での格闘戦闘を中心にMS運用をしてきたアスラン・ザラに合わせ敵の攻撃を受け易い近接戦闘を想定したVPS強度のレベルが高い明度の高い赤やレンガ色であったが、キラ・ヤマトの場合は中・遠距離での射撃戦闘を中心としてきたため、VPS装甲よりも火器兵装に割く電力の方が多く、結果としてVPS装甲色は強度レベルが中~低レベルに値する青・白・黒と言ったものであった。OSがキラ仕様へと変更されたことに伴い、このキラ・ヤマトの特性が出たためこのような装甲色となったのである。
本機はザフト追撃部隊を再度撃退させ、試験運用を終了させた後に早急にOSを本来のアスラン用のものへ戻された。これは、地球に留まっていたアークエンジェルからザフトを逃亡したアスラン・ザラを救助したと言う情報が入ったからであり、ここで初めて本機は実戦投入における最大の問題点であったパイロット問題をクリア。同時にギルバート・デュランダルを中心としたザフト・一部連合勢力の混合軍のオーブ侵攻が始まったため、コックピットにラクス・クラインを乗せてX20Aストライクフリーダムが直接マニピュレーターで牽引すると言う荒技で大気圏に突入、地球へ降下するとアークエンジェルに着艦。負傷しながらも意識を取り戻したアスラン・ザラが受領し、オーブ攻防戦に本来のカラーリングで出撃している。
とまぁ、こんな脳内設定を組み込みながら主にカラーリングの変更だけで作りました。なので、写真もX20Aを意識したようなポーズにwww
キット

出来は非常に良い。まぁ、最近のMGは基本的に出来が良いのだが、それらを差し引いてもかなり出来は良い方だろう。
インフィニットジャスティスと言えば、1/144発売後しばらく経ってSEED DESTINYの1/100シリーズ第二期が発売再開された際、MGに近づくようなプロポーションの改善やギミックの新解釈を見せている。どちらかと言うと、今回のMGは後者の1/100の延長線上と言える(ちなみにアヴァランチエクシアら解説書を含めMG並に豪華な通常の1/100と言うスタイルはおそらくSEED DESTINYの1/100シリーズ第二期が発売された辺りから戦略路線)。
キット本来の定価はそれなりなのだが、実は大型家電量販店のプラモコーナーで買うとかなり安く買える。私の買った某所では、4000円未満で手に入れることが出来た。本来の定価を考えれば分相応な感じだが、購入場所を限定すればかなりお得なキット。
何より評価したいのはスペシャルバージョンを出さなかったことか。ストライクフリーダム、デスティニーとことごとくスペシャルバージョンが出たが、肝心の中身が通常版とSP版でフレームのメッキコーティングと特殊エフェクトパーツのみ(しかもメッキはともかく、特殊エフェクトは本来通常版でついて当たり前のパーツ(特にデスティニーの光の翼なんかは)だっただけに)で、正直かなり評判が悪かったであろうことが反省されているのだろう。
インフィニットジャスティスだと、特殊エフェクトパーツも先の二機に比べればほとんどないと言うこともあるかもしれないが、通常版に凝縮されたエフェクトパーツは評価されるべきもの。
ようやくバンダイも自分たちの利益だけを追求する売り方はよろしくないと気がついたのか。
MS本体

スタイルは良い。シンプルな構造なのでコックピットハッチ開閉以外に目立つようなギミックはないのだが、肩の引き出し機構は良い解釈だと思う。従来の装甲分割方式だとどうしても見た目に影響を当てるが、装甲の下のパーツだけを移動させるため見た目がスタイリッシュなまま。もちろん肩の上への可動は限られるが、ぶっちゃけ、90度も肩が上がる必要なんてないと思うんだよねw その辺りを解っている感じか。

その分、脚はよく動く。そもそも右足と左足で角度や傾きが違う別パーツとなっていることからも、脚部ギミックとアクションに対してこのキットに拘る度合はかなりのものだ(ちなみに別パーツなのはいわゆる「靴」の部分で膝や太ももは同一パーツ)。ロック機構も程よく働くし、サイドアーマーも可動するのでポーズを取らせるのに苦労しない。
MGでプロポーションとアクションギミックの両立ではやはり最新キットと言うこともあってかなり良い。
リフター


ファトゥム-01は、シンプルでギミックを加えにくいインフィニットジャスティスの中でも唯一ギミックを凝らせるだけあって、面白い要素満載である。
主翼とそれに伴うエンジン部のスライドと角度操作、エンジンカバー・ハイパーフォルティスのスライド、本体とのロック機構の充実はさすが。ファトゥム展開時のカッコよさは本当に目を奪われる。その分、展開しない時はやや寂しい感じも受けるのだが。
武装各種
ビーム系のエフェクトパーツはラメ入りと言う豪華さ。別にラメ入りでなくても良かったようには思えるが、他のエフェクトパーツは特にないしこれくらいは許容範囲内か。

ビームサーベルは連結可能。X10Aフリーダムの時のように連結を前提としたサーベル構造にせず、連結時には連結用のパーツを使うことに。個人的にはこちらの方が良い。サーベル使用時はともかく、未使用時で飾った時にやはりあのサーベルのデコボコは目についてしまうわけで。


ビームライフルとビームシールド。ビームシールドは、いわゆるSEED撃ちwww ビームキャリーシールドのギミック完成度は高い。

ブーメランは柄が開閉するギミック。
アンカーは、シールド全体が上にせり上がるという解釈。こう言う解釈の方が面白いかも。
総評
不満がないわけではない。サーベルの腰への固定がやや甘かったり、各種武器の保持もやや弱いが、それでも出来は非常にいい。Sフリーダムらのように特別な装備がない分、ギミックで見劣りしてしまう部分もあるが、それでも安定していい出来である。
塗装して飾るもよし、大きくダイナミックに動く四肢を使ってガシガシ動かして遊ぶもよし。設定のままのカラーリングでよければ、無塗装でも十分な完成度だったし。
good jobです!