コードギアス 反逆のルルーシュR2 第22話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[コードギアス 反逆のルルーシュ]
「皇帝ルルーシュ」
皇帝になったルルーシュとナイトオブゼロになったスザクは、ロイド・セシル・ジュレミアの協力者を得て「ゼロレクイエム」の実現を目指す。
一方、身を隠していたシュナイゼルも遂にその姿を見せる。しかし、彼が皇帝候補に擁立したのは、死んだはずの彼女だった―――。
<あらすじ>
第99代皇帝となったルルーシュは、貴族制度の廃止、ナンバーズの解放などブリタニアの文化を破壊し尽くす。既得権益を奪われた元ブリタニア貴族たちからは貴族制度を廃止しながら自らは皇帝を名乗り続ける独裁者だと言う者もいれば、元ナンバーズからは自らの解放者としてルルーシュを正義の皇帝と言う者もいる。
反ルルーシュ勢力としてブリタニアから立ち上がるナイトオブラウンズのビスマルクやジノたちだったが、スザク専用機としてルルーシュたちに協力するロイド・セシルら開発されたランスロット・アルビオンの前に反乱軍は単騎で鎮圧されてしまう。
全てはゼロレイクエムのために。
多くの大切なものを喪い過ぎたルルーシュとスザクはそのために突き進む。
しかし、ルルーシュの先手を打ったシュナイゼルは天空要塞ダモクレスで帝都ペンドラゴンに一次製造分のフレイヤを投下。
さらに、ルルーシュに対して真に皇帝にふさわしい人物としてシュナイゼルが皇帝候補に擁立したのは、
「お兄様、スザクさん。私はお二人の……敵です」
死んだはずのナナリーだった―――
感想・考察はOPENからどうぞ。
<感想・考察>
ゼロレクイエム1-彼らの目指す未来-
ルルーシュとスザクの最終目的であり、ロイドとセシルがルルーシュのギアス能力、これまでのスザクの変わり用を目にしてでも協力する道を選んだ未来。
単純に言えば『無の鎮魂歌』。
一番解り易い目的としては世界の再構築でしょうか。ゼロレクイエムの最初の段階が世界征服と言うことは、本当の目的は世界を統治した上でルルーシュたちはやりたいことがある、と言うこと。明日を求めアーカーシャの剣を破壊した時から一か月。どんなやり取りがルルーシュとスザクの中であったかは未だ不明ですが、おそらく二人の意見がぶつかり合った結果としてルルーシュが提案しスザクが心底納得した結末がゼロレクイエムのはず。
大切なものを多く失ったからこそ、この二人ならそう言ったことが可能な限りなくなるための世界システムの再構築を求めるような気がします。そのための頭脳がルルーシュで、手足がスザク。
ギアスを極限にまで恨むスザクが、ルルーシュのギアス乱用とも言うべき使用を見逃しているのは、スザクが結果第一主義になったから、ではなく、世界再構築の歯車として必要なモノと認めているか、あるいは普通にジュレミアがいるからのような気がします。最後にはジュレミアのキャンセラーによって解除する、と言うのも手だとは思いますし。
何よりルルーシュの目的が世界征服でないことくらいは、明白でしょう。あの超合集国の評議会で明らか。世界中継されている中であのような形を取れば、世界の反発を得るのは必至(一般人であるリヴァルでさえ解るのだから)。世界征服するのならばそのような形は取らないでしょう。
まして、今やブリタニアと双肩を成すほどに巨大化した超合集国連合相手に。
ならば、世界から反感を得ることさえルルーシュの計算の内。
ゼロ=ルルーシュだと知っており、且つ頭のキレる星刻やラクシャータならその辺りに疑念を抱いてくれるように見えましたが、結局タダメでしたね。特に星刻は結局、ルルーシュ並の頭脳とスザク並の武力と言う設定が中盤以降全くもって生かされていないのが残念です(特に知略の部分)。
必要悪として自ら悪役を買って出た形のルルーシュとスザク。悪として徹底して黒く染まることで、何か正義たる部分を際立たせようとしているように見えます。
そして世界再構築が終わった後は、全ての業を背負って死(もしくはシャルルにやろうとした、それに近い「黄昏の間」での封印)を選びそうな気がします。スザク辺りは、j空白の一か月の間にこの計画を聞いて「僕も背負う」とか言いそう。ルルーシュはそれを認めたように思えます。だから、結果として二人の意見は一致して今に至る、と言う具合。
C.C.あたりにも配慮してコードを引き取る、と言うのもあり得ますね。それでC.C.のコードを引き継いでC.C.が死んだ後、ルルーシュとスザクは黄昏の間へ(残っていると思うので)。これで現実世界に干渉しなければ良いわけですし。
ゼロレクイエム2-ロイドとセシル-
そしてサプライズとしてはこの二人がルルーシュ側についたことでしょうか。しかも、ギアスの真相を知って、さらに最重要事項であろうゼロレクイエムの全貌も知っているようですし。
ロイドは「こっちが神聖ブリタニア帝国だから」と言っていましたが、彼なら自分に対する利害を考えて属する方を選びそう。シュナイゼルらがいなかったこともあるでしょうが、ゼロレクイエムには何かしらの形でロイドやセシルに対する恩恵があるように思えます(大義や主義でロイドが動くようには正直思えないわけで)。
ロイドとしては自分の研究を続けることが出来、しかも最高のスポンサーとして皇帝がついてくれることだけでOKしたとも取れますが、ニーナのフレイヤ弾頭の一件など人間的にも優れているので、やはりそれにプラスしてゼロレクイエムの真相が、ロイドとして恩恵があったか、あのロイドを以てして「協力してあげたい」と思わせるほどの内容だったのか、どちらかのような気がします。
セシルはまぁ、ロイドと一緒なら、って具合でしょうし(マテ
どちらにせよルルーシュはギアスの秘密も明かしていることを考えると、ロイドとの間にも空白の一か月の間に何かあったと捉えるべきかもしれません(アルビオンがロールアウト間近だったとは言え、即位してからロールアウト→テスト調整はちょっと時間的にもギリギリのような気もするし)。
ナナリー皇帝候補-シュナイゼルの心理-
結局生きてたナナリー。咲世子も次回予告で生きているのを確認している限り、どうやら助かったようである。来週、もしかしたらフレイヤの原理何かが説明されるかも。
ここで最大の問題は、ルルーシュがヘタれる可能性。スザクは次回予告を見る限り、動揺したり、ルルーシュを裏切って再度ナナリーについたりする様子はないが、ルルーシュはさっぱりダメみたいな感じでした。
ただ、もうクライマックスですし、これでルルーシュが単にヘタレに戻るだけならシャーリーやロロの死に全くもって意味が無くなってしまうので、さすがにないと思ってます。
優しさと甘さは違う。
ルルーシュはナナリーに対する優しさを持ってナナリーを否定して闘ってくれるように思えます。
そして、そのための切り札はシュナイゼルでしょう。
嘘を見破ることが得意のナナリー。シャルルが言ったように善意と悪意が一枚のカードの裏表のような世界をナナリーが単に認めるわけもなく、シュナイゼルの口車に乗せられたか、両者の間で何かしらの取引か条件があるはず。それさえルルーシュが見抜ければ、そこを突いて……。
余談
・ラスト付近でロイドによって確保されたニーナ
ルルーシュにとって最重要人物と言うことで、考えられる可能性としては、
1.フレイヤ弾頭の再生産への協力要請
2.フレイヤ弾頭を無力化するキャンセラー開発要請
3.ダモクレスに対抗するためにロイドらと共に空中要塞開発要請(OPに出てるヤツ)でしょうか。
1はニーナが拒絶する可能性があることくらいルルーシュなら予見しそうなので可能性としては低いか(ギアスを使うなら別)。2をもし開発できれば、ダモクレスに対する脅威をかなり削れるはずなので可能性としては高め。
個人的には3の可能性もそこそこ高いと思うんですよね。ダモクレスは結局OPに出て来た宇宙船みたいなモノとは別モノみたいですし、同じ盤上に立たないとゲームとして成り立たない、とルルーシュなら考えそうだし。
・ビスマルクのギアス
未来を読むそうですが、相対的に数秒先の未来を見るのではなくて、絶対的な数秒先の未来を見るようなかんじでしょうか。途中からアルビオンの未来移動予測軌跡と本体が重なってましたから。
ただし、それもスザクの「生きろ」ギアスでスザク側のポテンシャルが最大に引き出されて無意味に。そう考えると未来を見るよりロロのように時間を止める方が強いのだなぁ、と思えてしまう。正直、ロロのギアスのインパクトが強いので、同じ時間干渉系のギアスでもインパクトが薄い。
ただ、一期の「生きろ」ギアスをここまで引っ張ってこれる設定とそれを使いこなす脚本家とスタッフは凄いと思います。それだけに星刻の設定が勿体ないと思える。
・ランスロット・アルビオン
遂に出ました。
ネタ的に言わせてもらえば、新型フレームを使った白い機体で二挺拳銃と二刀流で、光の翼があって超広範囲攻撃を翼から出せて……って、どこのストライクフリーダム?σ(^◇^;)
一期の不殺をしていた頃のスザクはすっかりキラでしたが、ここにきてランスロットはSフリーダム化かよ、と。
結局カレンが味方にならないっぽいので、ランスロットvs紅蓮の一期の頃からのライバル対決は変わらない感じですね。
次回『シュナイゼルの仮面』。『皇帝ルルーシュ』の前にナナリーと共に姿を現したシュナイゼル。そんな『シュナイゼルの仮面』も遂に……。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
・http://12091015.blog70.fc2.com/blog-entry-254.html
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-1077.html
・http://abaton14.blog79.fc2.com/blog-entry-752.html
・http://ameblo.jp/adam/entry-10136623889.html
・http://ameblo.jp/azeaniblog/entry-10136256397.html
・http://anime-suki.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/r2turn22-d0c6.html
・http://animumeso.blog101.fc2.com/blog-entry-983.html
・http://biyo555.blog43.fc2.com/blog-entry-126.html
・http://blog29taka.blog107.fc2.com/blog-entry-449.html
・http://blog-paprika-kfc.livedoor.biz/archives/51488776.html
・http://blog.goo.ne.jp/gurimoe/e/c8437ee1cbf1ce3f86ffdceae3c8626a
・http://blog.goo.ne.jp/sakino-k/e/ceeec990e57544486219d437db078676
・http://blog.goo.ne.jp/takuyasu1969/e/3afa2530ab55e41e61063f765b5987ad
・http://blog.goo.ne.jp/yyrickyleo/e/83d0d0cc6824633ba8fc411ea90936a3
・http://blog.livedoor.jp/darth_mayuge/archives/51077364.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51085686.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/51066202.html
・http://blog.livedoor.jp/sazanami07/archives/989848.html
・http://dame2otaku.blog48.fc2.com/blog-entry-1939.html
・http://ducunt-volentem.air-nifty.com/fatecao22/2008/09/post-82da.html
・http://e102128.blog54.fc2.com/blog-entry-940.html
・http://fujiiisana.blog68.fc2.com/blog-entry-1197.html
・http://georg.paslog.jp/article/960625.html
・http://greensnake.blog70.fc2.com/blog-entry-311.html
・http://hageshiki.blog122.fc2.com/blog-entry-241.html
・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-1305.html
・http://hinaxnagi.blog31.fc2.com/blog-entry-437.html
・http://hirowara.blog66.fc2.com/blog-entry-415.html
・http://hollatal33.blog90.fc2.com/blog-entry-105.html
・http://jigo.blog102.fc2.com/blog-entry-688.html
・http://kazekura.seesaa.net/article/106164832.html
・http://keropo2.blog.shinobi.jp/Entry/86/
・http://kokorotekuteku.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/r_b24f.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-1340.html
・http://lapis16.blog82.fc2.com/blog-entry-1059.html
・http://lessiy.jugem.jp/?eid=1408
・http://loliluna.blog53.fc2.com/blog-entry-680.html
・http://maguni.com/diary.cgi?no=471
・http://mutekidesutekina.blog52.fc2.com/blog-entry-808.html
・http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-403.html
・http://norarinhouse.blog74.fc2.com/blog-entry-332.html
・http://okimamoton.sblo.jp/article/18999452.html・
・http://plaza.rakuten.co.jp/sealsoldier/diary/200809070003/
・http://pawa243.blog28.fc2.com/blog-entry-643.html
・http://rd-style.moe-nifty.com/taku/2008/09/r2-cde1.html
・http://ririppi.blog32.fc2.com/blog-entry-542.html
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-1740.html
・http://seraraku2.blog59.fc2.com/blog-entry-2626.html
・http://strawcat.blog12.fc2.com/blog-entry-1494.html
・http://syujiro2gouten.blog70.fc2.com/blog-entry-1764.html
・http://tamayuru.blog21.fc2.com/blog-entry-1072.html
・http://tatibanaasuka.blog39.fc2.com/blog-entry-264.html
・http://tenmasanblog.blog112.fc2.com/blog-entry-438.html
・http://wjham.blog95.fc2.com/blog-entry-642.html
TBありがとうございました。御サイトに残念ながら接続することが出来ず、TB返しが出来ませんでした。申し訳ありません。
・http://kumix.arekao.jp/entry-9e176ac570e42550c487cc0b062ff662.html
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります(ぉ
- at 19:13
- [特集:コードギアス 反逆のルルーシュ]
- TB(49) |
- CO(2)
- [Edit]
違うな、ロリ兄に対する評価が間違っているぞ!
ルルーシュ達と違ってロリ兄は天子様一筋ですから天子様に1nmさえも害悪になるならそこで思考終了、即断罪。
例え天子様さえ我慢すれば世界の利になるとしてもロリ兄は認めないと思うし実際に認めなかった。それこそが永続調和。
まぁ本人が良いと言えば黙るでしょうが。
さて、前フリが長くなりましたが今回はどうでしょうか?
そう、天子様に銃が向けられましたね。天子様は泣いてましたね、可愛いですね。
此方としては撃つ筈が無いと解ってますがロリ兄にとっては最早許し難し
「世界の敵となった!」
なんてのはペルソナ、本心では天子様に危害を向けただけで重罪なだけなのです。
気持ちは解りますが。
以前もそうでしたね、君は君だ!彼じゃな……じゃなかった(笑)
天子よ、あなたの~~とゼロが言った時のロリ兄の態度の軟化ぶり。
「ゼロ、君という人間が少しだけ解った気がする」
なーんてカッコつけてたけど結局は天子様にとって有益だったからな訳で。アレで玉城と結婚させるとか言ってたら斬り殺してましたよ(笑)
つまり超絶した能力を世界を変える為に使うルルーシュ達と違い、ロリ兄は天子様を守護する為だけに使う、と。
例え同等の力でも、それを向けるベクトルが違う故の結果。
それに、死亡フラグを抑える為に能力がクソ扇並に下がってんですよw
以上、同志Sに対する俺の所見でした同志T。