コードギアス 反逆のルルーシュR2 第14話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[コードギアス 反逆のルルーシュ]
「ギアス狩り」
全ての元凶はギアス。
ルルーシュは、シャーリーの死の怒りからゼロの根幹さえ揺るいでしまいかねないほど危険な作戦に打って出る。
嚮団の殲滅。
その作戦の中でルルーシュは……。
<あらすじ>
シャーリーの死によってルルーシュは嚮団の殲滅を決意する。さらにシャーリーを殺したロロに対しても、作戦を利用して抹殺を試みる。
嚮団の殲滅。
ロロとジュレミアによってその位置を特定したルルーシュ。しかし、武装集団ではない嚮団への戦闘行為は、黒の騎士団としての根幹を揺るがしかねない作戦でもあった。だが、それでもルルーシュは暴走しているかのように作戦を決行する。
巧みな戦略によって嚮団本部を襲撃した黒の騎士団。V.V.がジークフリートで出撃するも、捕えられていたコーネリアとルルーシュの蜃気楼でこれを撃退。全ては巧く行っているはずだったが、団員の中にはそのやり方を快く思わないものも出て来ていた。
一方、捕虜として捉えられたカレン。新しいゼロもルルーシュであると決めつけたスザクは、カレンに麻薬であるはずのリフレインを打ってでもゼロの正体を突き止めようとする……。
その頃、ルルーシュは遂にV.V.を捉えようかと言うところまで彼を追い詰めていた。しかし、V.V.の力でアーカーシャの剣に飛ばされたルルーシュは、そこで憎悪の元凶でもある父・シャルルと対峙する―――。
感想・考察はOPENからどうぞ。
<感想・考察>
ルルーシュ
シャーリーの死によってだいぶ暴走している感じが強いですね。そう、ちょうどブラックリベリオンの時のように、感情による目的最優先で動いている。
「撃って良いのは撃たれる覚悟のあるヤツだけだ」「黒の騎士団は不当な暴力をふるう者、全ての敵だ」etc...
一期からを含め、黒の騎士団とゼロの行動理念はここに尽きると思うわけです。もちろん、表向きは、ではありますが。すでにこの作戦に投入された零番隊の中で疑念に感じている者もいるように、この作戦はこれまでの騎士団の根幹を揺るがし、それこそ最悪の場合は組織の分裂や崩壊さえ至ってしまうほどのもの。
正直、残念でなりません。冒頭でロロに対して、優しい兄を演じ続けるだけの冷静さと頭の回転のキレがあると思えただけに、結局またブラックリベリオンと同じ過程をたどってしまっているように見えます。
せめてルルーシュには、もっと黒の騎士団が動けるだけの理由を作って欲しかった。もちろん、それは嘘になるけれど、ないよりはあった方が良い、と言うかないとマズい。
嚮団を殲滅するならそれも良し。その展開はともかくとしても、その過程が組織のトップとしてはボロボロのルルーシュ。やはりこれは騎士団空中分解の布石か。
スザク
ルルーシュがボロボロなら、スザクもまたボロボロ。と言うかすでに破たんしている。
もうスザクの中ではゼロ=ルルーシュの方程式が成り立ってしまっている部分がまず壊れている証拠。何せ、その裏付けが自分の気持ちなのだから、そんなこと言われても説得力なんて欠片もありはしないわけです。
そして、手にしたリフレイン。
「間違った方法で手にした結果に意味はない」
彼がゼロを拒み続け、イレブンでありながら名誉ブリタニア人として中からブリタニアを変えようとした全ての根幹です。
じゃあ、リフレインを使った自白強要は間違った方法ではないのか?
正直、この世界において自白剤におけるあり方と言うか、正否が解らないのでスザクが取ろうとしているこの方法が正しいのか間違っているのかは断言出来ません。
が、使用する薬物はリフレイン。
事実上の中毒性の高い麻薬のような薬物を捕虜に投与する行為は、少なからず正しい方法ではないでしょう。
正直、今回、そして次回以降でのリフレイン投与の事実や状態によってスザクの好感度は急降下です。まだ、彼がルルーシュを捉えて皇帝に突き出したところまでは良かった。だって、それはブリタニア側からすれば「正しい」ことだから。ブリタニアが捕虜に対してどう言った対応をするようマニュアルづけられているのか知りませんが、薬物を持ちだすとなると「正しい」とは思えない。
少なくとも自らの正義を遂に自身の手によって投げ出したスザク。彼は愚直なまでに自らの正義をつらぬていたからこそ、その言動には重みがあった。しかし今後、どんな彼の言動であってもそれは軽々しいものでしかなくなることだけは確かだと思います。
シャルル
なんだか回を重ねるごとに人間味が増す皇帝w 若かりし頃(?)の姿、そしてマリアンヌとC.C.と一緒にいる冒頭のシーンを思うと、この人がマリアンヌ暗殺の指示を出した可能性は若干薄れたかもしれません。
これは推察ですが、
おそらく皇帝はマリアンヌを溺愛……とまではいかなくとも愛していたのだと思います。しかし、その様子や自らの知らぬところで築かれ育まれる絆に嫉妬したのがV.V.。もしかしたら、シャルルはマリアンヌらとの日々でV.V.との契約目的を疎かにしたか、目的そのものに疑問を持った。シャルルもそのことに気づいて、V.V.との契約目的を果たすため邁進するので、マリアンヌらには手を出さぬようV.V.に頼み、彼も了承。
しかし、
シャルルを誑かしたのはマリアンヌだとして、V.V.は約束を反故にしてマリアンヌ暗殺を指示。実働は嚮団の特殊部隊。ギアスを研究をしていたのだから、ロロのような暗殺に向くタイプのギアスユーザーを育成・編成し、マリアンヌ暗殺を成功させる。
マリアンヌ暗殺がV.V.の計画だと察知したシャルルは、マリアンヌの子であるルルーシュ・ナナリーに危害が及ばぬよう日本へと人質と称して送った。
と言う流れを推察しました。
割りとシャルルとV.V.の向いている方向には誤差があるような気がします。まだ、感覚的なものですが。
加えて、シャルルはV.V.に対してルルーシュに刺客を送ったことを訪ねた時、「兄さんはまた嘘をついた」と述べている。この「また」と言うのは、マリアンヌの時のことではないか、と考えます。まだ、自分と血の繋がりのあるモノへ、相談もなく刺客を向けた。その前例がマリアンヌ。
刺客による目的達成の正否の違いこそあれど、そう言うことではないか、と。
不老不死のV.V.に対するシャルルのあり方の変遷も、もしかしたら今後の見どころなのかもしれません。
余談。
C.C.が可愛過ぎるのですがw まぁ、それだけです。そう言えば天子様は何をしているんでしょうね?
次回『Cの世界』。マオが行っていると言うCの世界とは……。
OOの予告。まぁ、アニメ誌でも気になったのでチェックしたのですが、ギアス並に意味不明な状態で始まりそうですw
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