スクールランブル 第19巻

<内容>
播磨、愛理、八雲、そして天満。微妙な関係だった四人の関係にとりあえずの決着がつき落ち着きを取り戻した……ように見えた。
しかし、月日はもう学期末。四月になれば烏丸が転校してしまうことにようやく気づいた天満は、「歩くだけだけど、そこで最後の思い出を作ろう」ということで歩行祭を開催することに。
2-C最後のイベントということでみんな乗り気だったのだが、盲腸で入院中だった播磨には知らされぬまま。さらに、播磨は入院していた病院で烏丸が何らかの病でアメリカに歩行祭当日に行くことを知るのだが......。
展開としては巧いなぁ、と思います。沢近が中心にいた騒動の後、この物語にとって重要な局面を迎えることは確実な三月から四月にかけた春に、天満主催のイベントを持ってくるというのは流れとしてはとても巧い。他のキャラを殺さずに(本来)メインであるはずの天満を中心に据えている。
まぁ、それでも結局は播磨や八雲が中心にいたりするわけですが(爆
スクールランブルは短編メインの学園コメディー作品。毎週、他の作品よりも圧倒的にページ数が少ないのに大台20巻を超えた作品です。
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