狼と香辛料(原作) 第2巻

<内容>
若手行商人のロレンスは、豊作を司ると言う賢狼ホロを拾い、彼女と共に彼女の故郷である北の森を目指す旅を続けていた。
銀貨の銀含有量を巡る発行量を利用した取引で命の危機に遭いながらも、それなりに高い利益を得たロレンス。そのお金で購入した胡椒を売りさばく際に、相手の不正にホロが気づいたことでそこに付け込んで、大量の武具を仕入れてさらなる利益を目論んだロレンス。
途中、羊飼いの少女・ノーラとも出逢って楽しい旅路で何もかも順調に思われた。
しかし、欲に目が眩み過ぎたせいか、それは裏目に出る。
大暴落した武具のせいで利益どころか多額の負債を抱え込むことになったロレンス。何とかそれを返そうとするが巧くいかない。最後の手段として、ロレンスとホロは膨大な利益を得られる金の密輸を思いつくが......。
アニメでは8話から最終話まで描かれた場面です。基本的に小説の方が当然情報量が多いわけですが、ほとんどアニメと変わらないところは1巻を読んだ時と同じかそれ以上に驚きました。改めてあのアニメ版がいかに小説を忠実に再現していたのか、と言うものを思い知った感じです。
ただ、ラストに関してはアニメ版の方が良かったですね。小説版(原作)ではだいぶあっさりしていましたが、アニメ版では大聖堂の鐘の音を利用したものに変わっていたほか、ノーラとの別れも描かれていましたし、そう言う意味であのアニメ版が単なる再現に留まらない、良い意味でのオリジナリティの追加がなされていたのだと思います。
あとは思いのほか文章で読むとノーラがアニメ以上に可愛く見えたことでしょうか(爆 3巻からは出てこないんでしょうかね? まぁ、これから読み進めていけば解ることですが。
とにかく楽しめるお話ですが、相変わらず一度で理解するのが難しいですw
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