CLANNAD-クラナド- 第18話
智代を生徒会長にすることで演劇部再建を狙う朋也。そんな彼に知らず惹かれる智代・椋、そして杏は、そんな朋也の行動の中から一つの真実に辿り着く。
そう、彼が誰を一番に想っているのか、と言う真実を―――。
<あらすじ>
生徒会長選挙を目の前にした智代を庇って停学になった朋也。朋也を停学にしたことに負い目を感じているのか、智代は変わらず毎朝起こしに来るばかりか、朝食まで用意していく。智代は、岡崎家に頻繁に通うようになるが、その中で朋也と彼の父・直幸の微妙な関係を薄々感じていた。
停学中の自宅謹慎を破って、いつもと変わらず陽平の部屋を訪れた朋也は、気がつけば自分が渚のことを考えていることに気づきつつあった。そんな折、陽平の部屋を訪ねて来たのは藤林姉妹だった。停学中の朋也を外に連れ出す二人。
途中で入ったゲームセンターで占いをすることになった。朋也と椋の相性は良かった。だが、それは友達として。恋人になるためには、お互いの気持ち次第と言う結果だった。椋の気持ちを知る杏は、適当な理由を見つけて一人足早に先に帰宅する......。
翌朝。
休日の朝まで智代は食事を作りに来ていた。生徒会長選挙が気になる朋也に、智代は「順調だ」とだけ返す。そんな岡崎家に、藤林姉妹、ことみ、そして風子までが手料理を持って姿を現す。まさかの修羅場に困惑する朋也は、結局三組が用意してくれた食事を全て平らげることになった......。
停学明けの初日。朋也は前日の食べ過ぎで胸やけを起こして机に突っ伏していたが、そこに陽平が聞き捨てならない情報を持ってくる。
「智代が大変なことになってる」
智代の過去の素性を知る人物による陰湿な選挙の妨害工作を目にした朋也。この事態に朋也は、智代当選のための逆転の秘策へ打って出る―――。
続きはOPENからどうぞ。
※私は原作ゲーム既プレイ者です。ネタバレは出来るだけ回避していますが、原作既プレイ者としてネタバレにならない程度の補足をあらすじではしていますのでご注意ください。
<あらすじ(続き)>
スポーツ万能な智代の能力に目を付けた朋也は、運動部のレギュラークラスと智代を勝負させて回り始めた。野球、柔道、剣道、水泳......。全ての運動部との勝負に勝利し続ける智代の周りには気がつけば、彼女のファンとも言うべき生徒が集まっていた。加えて、勝負に敗れた運動部の部員たちも、智代のことを認めていた。
悪い噂は一気に晴れていく。その現状に改めて感謝を伝える智代。智代は、初めて朋也に自分が生徒会長を目指す理由を語る。
荒んでいた自分、そして両親。大人しい弟・鷹文(たかふみ)はいつも何も言わなかったと言う。ただ離婚をすることになった両親に、初めて嫌だと言った鷹文。鷹文は、離婚するなら橋から飛び降りると言って本当に飛び降りてしまった。
幸い一命を取り留めた鷹文。奇しくもそんな弟の命をかけた行動で、バラバラだった家族は一つに纏まった。そんな鷹文が退院した時に口にしたのは、退院した時に家族で一緒に歩いた満開の桜並木を、毎年家族で一緒に歩きたいと言う願い―――。
しかし、智代はその桜並木に伐採計画が出ていることを知った。それを阻止するためだけに転校してきたと言う智代。家族の大切さ、どんなに冷え切っていても奥底にある部分は変わらないと熱く語る智代に、朋也は自分の現実と照らし合わせてただ苦い顔をすることしか出来なかった。
智代が確実に票を集めていく中、ようやく渚が復学。渚のいる空間にどこか喜々とした表情を浮かべる朋也。
今日も智代と運動部との勝負があった。本日の対戦相手はテニス部。負けたら智代はテニス部に入らなければならないが、レギュラー―――それも男子レギュラー相手に力を見せつける智代。
応援に来ていた朋也たちと休憩を取る智代は、そこで渚が演劇部の再建を目指していることを知る。朋也が誰の為に、自分のことを応援しているのかを知り、落胆と諦めの表情を浮かべる智代。そして、それたボールが当たった渚を心配する朋也の姿を見て、同じことを藤林姉妹も感じ取っていた。
「ごめんね」
それは椋の姉に対する謝罪。杏が朋也に惹かれていることを知りながら、杏が自分に甘いことを知りながら、これを言えばきっと杏は自らの気持ちを押し殺して自分を応援してくれるだろうと言うことを知りながら……。
椋は、朋也に惹かれている想いを杏に打ち明けた。
そんな自分のわがままがどれだけ姉を苦しめたのか、ただそれを想いながら零した謝罪。実らなかった恋に、二人はただ涙を流すことしか出来なかった。
数日後、張り出された選挙結果。
生徒会長の欄には、智代の名前があった―――。
<感想>
評価が分かれそうだけど、私は巧く纏めたなぁ、と思います。やや力技ではありますがw
坂上智代
朋也への想いを彼女らしい聡明さで悟った辺りは、良かったかな、と思います。そこで朋也への想いを馳せるのではなく、成さなければならない願いのためにそちらに邁進していく姿勢を取るのも智代らしい(直前に朋也に、自分が転校してきた理由・生徒会長を目指す理由を述べていたことが、彼女の中で改めて襟を正す行為になったのも一因として繋がる魅せ方だったと思う)。
この手のゲームを原作とする作品では、だいたいが誰か一人のルートで確定してしまうためそのほかのヒロインは、当然フラれる結果になるわけです。アニメ化に際してそのフラれる過程、その後の処遇が大切なわけですが、智代の場合は過程でとても大切に扱われた感じがします。
常に彼女らしさを失わない展開は、(当然ファンとしては朋也と一緒にならない展開は残念でしょうけど)納得出来る展開だったかな、と思います。
どうでも良いですが、制服に私服、体操服にテニスウェア、柔道着となんだか智代だけコスプレショーみたいになってましたねwww
藤林杏・椋
こちらはだいぶ力技での終わらせ方だと思う反面、恋愛要素が絡まないとルート展開が難しいこの二人の場合、最も妥当な終わり方だったとも感じています。
傍に居続けてなんとなく感じていた朋也の渚への想い。それを何か一つのきっかけで悟って諦めると言う展開が、確かにこの二人の場合は一番収まる形のような気がします(昼メロのような泥沼展開を除けばw)。
ただ、椋の謝罪の意味は解り辛かったのかなぁ、とも思います。彼女は朋也に惹かれる姉の想いを知りながら、姉が自分に向ける想いを利用する形で姉に朋也に惹かれていることを告白して、協力してもらっていた過去があります(私のあらすじの方には追加してありますが)。杏への謝罪はそう言った意味合いが強いので、単に「応援してくれたのにごめんね」ではない部分が薄れてしまったのは少し残念かな、と思います。
岡崎朋也
とにかく巧いと思ったのは、智代の家族の話と朋也の家族の話を直結させたこと。智代の家族との比較を出すことで、朋也と朋也の家庭の現状が巧く描かれていたと思います。この辺は重要なところなので本当に良かったと思います。
余談。
風子再臨www しかもヒトデバームクーヘンってwwwww 何気にことみも出て来ていて、何と言うフラグwwwwwと思いましたが。
次回、『新しい生活』。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
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いい涙でした
>智代の家族の話と朋也の家族の話を直結させたこと
ここはホントに巧くやったなぁと感心しました。
てーか原作やってた時、智代の家族と朋也の家族の話が頭で全然リンクしなかったのに、今回見て二人の家族がある意味似てるという事に気付かされました。
原作でなに見てたんだ私orz...
たぶん、初見の方なら尚分かりやすかった&記憶に残ったシーンになってると思います。
他もすごく丁寧な仕事で、今回は感心しっぱなしでしたよ。