Fate/stay night 第19話「黄金の王」
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[Fate/stay night]
Fate/stay night 第19話「黄金の王」
黄金の王と言うことでいよいよ旧アーチャー登場。一応、ゲーム未プレイですが、アニメ開始前から情報を色々持っていたため、ネタバレで真名(正体)も知っているのですが、明かすと知らない人に悪いので、「金ぴか」とします。これ、一応普及してる彼のあだ名ですんで( ̄∇ ̄;)
ただ、今回は戦闘メインだった前半の作画のクオリティが低い……かと私は思いました。具体的には、士郎・キャスターの大口を開けてるシーンが特に目立ってる。あれは幾らなんでもなかろう、と思うんですがどうでしょう? それでも、他の部分は良いから観終わった後の感覚としては「いつもどおり」って感じなんですけど。
では、詳細は続きからどうぞ。
Aパート
佳境に入る神殿での戦い。キャスターの狙いが桜から凛に移った頃、セイバーとアサシンの戦いも最終局面へ。
敢えてギリギリで攻撃を防いでいたアサシンは、セイバーの突進の勢いを利用して階段の踊り場へ出て、秘剣「ツバメ返し」が使える状況を作り出す。そう言った意味で、剣客としてはもしかしたらアサシンの方が一枚上手かも。
士郎と凛を助けねばならないセイバー、魔力残量から朝までしか現界することが出来ないアサシン。共に時間の無い2人は一気に決着を着ける。
宝具級(実は魔法級)の能力を持つ「ツバメ返し」。聖剣を封じられたセイバーは、可能な限り渾身の一撃でそれを迎え撃つ。
閃光の如き一瞬。
セイバーの金の髪が散る中、アサシンは秘剣を返され負けを宣言する。
アサシンの最後の言葉は、なかなかにカッコいいモノでした。ただ、宝具級の秘剣をセイバーがどうやって返したのかはかなり疑問が残るところ。誰か知っている方(たぶん原作プレイ者の方なら知ってると思います……が分かりません)がいれば、コメントでもメルフォでも良いので教えて下さいm(_ _)m
一方、葛木とのサシの勝負を繰り広げる士郎。しかし、技術・経験の差から徐々に追い詰められ、最後は双剣を砕かれ、凛と桜がいるコロッセウム風(?)の場所へと吹き飛ばされる。負傷し、さらに気絶している桜を抱える凛も「逃げられるか?」と言う士郎の問いに、NOと答える。上空からアサシンを倒して駆けつけたセイバーが参入。しかし、ルールブレイカーで聖剣を封じられたセイバーには、キャスターの一部でもある地下神殿の街ごと破壊する能力は無く、事実上キャスターへの決定打が与えられないことに。
絶体絶命の折、余裕から調子に乗って士郎とセイバーに凛たちからの裏切りを誘うキャスター。
だが、その言葉に激しく反応した別のサーヴァント登場。金の髪に金の鎧を纏いし黄金の王。セイバーを自分のものだ、と断言した金ぴかはその能力の一部を開放。無数に現れた宝具級の武器を豪雨のようにキャスターへと降り注がさせる。キャスターは後方にいる葛木を庇うため、障壁を展開。しかし、金ぴかは3本別に剣を取り出すと、それを一纏めにして葛木へ向けて投擲。障壁をすり抜ける剣。キャスターは葛木を庇うため、障壁を解除してその身を挺して彼の盾となる。
障壁を解除したことで、キャスターに突き刺さる無数の宝具。瀕死の重傷を負い、現界すら出来なくなったキャスターは静かにマスターである葛木の安否を問う。そして、最後に残した言葉は自分の目的について。「自分が代わりにそれを行う」と言う葛木にキャスターは静かに「自分の望みはさっきまで叶っていた」と告げ、この世から消滅する。
キャスターが消滅した後、糸が切れたように葛木も地に伏す。幾らキャスターが庇ったとは言え、庇い切れる数ではなく、葛木の身体もキャスター同様無数に貫かれた傷の跡。
キャスターの消滅でキャスターの一部である神殿も瓦解し消滅を始める。そんな中、セイバーへ言葉をかける金ぴか。顔をしかめるセイバーに「せっかくの再会も色あせる」と残し、一時撤退。それに合わせ、士郎たちもその場から離脱するのだった。
Bパート
桜を部屋で寝かせた後、いつもどおり居間で会議を開く3人。セイバーが明かしたのは、乱入してきた金ぴかが前回のアーチャーであることだけ。セイバーを以ってして、さらに凛の知識を合わせても湯水のように宝具を持つ金ぴかの正体は掴めない。
凛が桜の下に向かった後、士郎とセイバーは庭に出る。そこでセイバーがこの世界に残れるよう提案する士郎だったが、セイバーは首を横に振る。逆にセイバーから、前回のマスターであり士郎の養父である衛宮切嗣の話が出る。セイバーは士郎の過去に映る変貌した切嗣の姿を見て、士郎に自分の過去のマスターが切嗣であったことを話すのを躊躇っていたのだった。セイバーが語る切嗣像は士郎に正義の味方を語る姿とは真逆で、典型的魔術師であり、目的達成のために感情を押し込め多くの人を殺してきた人物だった。
その事実とセイバーの頑なな態度に多かれ少なかれ衝撃を受けた士郎は、その足で言峰教会に向かう。そこで綺礼に会った士郎は、綺礼から聖杯戦争後のサーヴァントの現界維持の方法を訊くが、それにはやはり聖杯が必要であった。それだけ答えると「セイバーもつけずに出歩くなど正気の沙汰ではない。まだ聖杯戦争は終わっていないのだから、帰れ」と告げる綺礼。しかし、士郎にはまだ訊かねばならぬことがあった。それは、「8番目のサーヴァント」についてであった。
と、今回はここまでです。
士郎の言葉(Bパートでセイバーに言った言葉)は、相変わらず正義感ぶってるものだけど、実は一理ある言葉でもあると私は思っています。
セイバーは自分ではダメだったから、それよりも相応しい人を選ぶべく王の選定をやり直すことが望み。でも、果たしてそれは正しい選択なのだろうか? 士郎は、やり直したいなら王の選定云々と言った過去ではなく今からやり直すべきだ、と言ってますが……まぁ、それは置いておくとして。
確かにセイバーが過去に戻り、選定をやり直して別の人を王に立てるのならばそれはそれで良い(本当はそれでは過去が変わってしまい、結果として現代に至る全てを変えてしまうことになりかねないため良くないと思うのだけど、このTYPE-MOONの世界観で過去の扱われ方がイマイチ分からないから何とも言いようが無い)。
しかし、別の人物を選定で選んだとしても必ずしも成功する保証があるわけではない。もしかしたら、セイバーの予想とは外れ、最悪の失敗をするかもしれない。成功の保証があるものでもないのに、セイバーはそれをすべきと願う。それは裏を返せば、自分がダメだったからその責任から逃れたいだけなんではないか? すでにセイバーがアーサー王として歩んだ道は過去の事実となっているわけで、事実から目を背けたその願いは過去の事実と言う責任から逃れるような行為であり、それは人としても騎士としても相応しくないものだと思うんですよ、私は(詳細な騎士道を知らないので、騎士については曖昧ですけど)。
だから、士郎の言葉にも一理あると思います……もちろん士郎が単に「セイバーも幸せになるべき」とだけ考えているのではなく、こう言うことを考えて発言していてくれれば、の話ですけど( ̄∇ ̄;)
さて、今回は作画以外でも不満ありです。ただ、それは原作未プレイだから、と言う面が大きいんですけど。
作画は前半の特に序盤がひどかった気がしますが、それ以上に許せないのはこの急展開っぷり。Aパートではセイバーがどうしてアサシンに勝てたのか。相手は宝具こそ持たないが宝具級の秘剣を持つアサシン。それに普通の剣戟で勝てるのだろうか?
Bパートは全体的に許せない。いきなりセイバーと士郎の間で、セイバーの望みである、選定のやり直しが2人とも知っている状態で話が進み、さらにいきなり士郎はセイバーが現界し続けることを望んでいる。これまでそんな描写など一切無かった(はず)にも関わらず、これでは観ている方は( ゚д゚)ポカーン も良いところ……。
次回は嵐の前の静けさ……といった感じでしょうか。普通にまったりした感じっぽですね。
フェイトはプレイできるようにDVD買ったのですが、PCが家族共用なので未だにプレイできず・・・・・OTL
うちに来て親をkry
ではではぁノシ