みなみけ 総評
春香・夏奈・千秋の南家三姉妹で描かれるほのぼのした日常アニメ。製作会社は、アニメ版「夜明け前より瑠璃色な」を作った(“キャベツ”などの伝説も作った)童夢ト言うこともあり、当初の前評判はそこまで高いものではなかったのですが、そこは大穴。
07年内でも屈指の意外作でした。
そんなみなみけの私の評価ですが...
A
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
みなみけ
放映日:2007年10月~2007年12月(全13話)
私が視聴した放映局:テレビ東京
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。 07年12月に評価体制が若干変わりました。
シナリオ構成 評価:A
別段、メイン部分では極めて優れたシナリオ、と言うわけでもない。原作も購入して確認したのですが、原作の割合も高いし(むしろ、そこが原作を活かす、と言う部分を忘れていないことを感じさせるので良かったりもするのだが)。
しかし、ふんどし祭り・先生と二宮君と言った独自長期展開したオリジナルの要素が極めて優れていたので、A。
演出 評価:S
原作の静止画からアニメ化して動画となって好転している部分が多かったと思う。先生と二宮君はもちろん、保坂、マコちゃんなど原作でも主人公三人以上の特異性を持つキャラクターの濃さが一層引き出された演出は、地味ながら高評価を与えられる。
作画 評価:A
キャベツ伝説がまだ頭をよぎっている中、そうとは思えない安定ぶり。CLANNADやガンダムクラスの高水準の作画とは言い難いが、それでも一定のレベルで常に安定していた部分は評価出来る。
CAST 評価:A
CASTは、比較的豪華なのだろう。ただ、終わってみればピッタリハマっていたと思う。特に男キャラ+冬馬+春香はハマっていたかな。
OP/ED/BGM 評価:A
OP・ED共に個人的に07年秋季クールのTOP3に入る出来とインパクト。S評価に値する出来だったと思います。
総合 評価:S
意外性も含め、07年秋季クール最大の成功作品の一つと言って良い。同期にスタートしたCLANNAD、冠にガンダムをつけたOOなどそうそうたる作品に決して見劣りしない。スケッチブック共々、実に良い意味で意外性のあった作品と言える。
原作を入手してから解ったことだが、とにかく原作を活かすこと、これを決して忘れない構成と安定した作画は良かった。原作付きのアニメは基本的に、原作及び原作ファンと言う縛りを受けてしまうため、「アニメにする意義」を問われた時、そのオリジナリティを前面に出そうとする場合が昨今多い。そんな中、「みなみけ」ではメインの部分は原作のまま、サブの部分でオリジナルの要素をそれとなく配置しておくと言う、原作付きアニメの中では原作を活かすことを念頭においた造りになっていたと思う。原作を知らない側も楽しめるし、私は原作を購入してから見返しても楽しめた。
そう言う意味で良かった作品。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 南春香
私の中だとやっぱり三姉妹の中で春香が一番なんですよね。他の二人がキャラが強いように見えて、実は三姉妹一多面的個性を持つのが春香で、キャラの強さも決して負けない。そこが良い。
2位 南千秋
バカやろうと春香姉さまが口癖な小学生。小学生とは思えない言動と小学生らしい心を持った微妙なバランスの上に成立しているように思えます。千秋を堪能するなら、やっぱり山田(小石)とのやり取りは外せませんね(爆
3位 保坂
なんでこんなにキモイキャラが良いのだろう、と思う。けど、良いものは良い。まぁ、それが彼の全てなのだから仕方ない。いや、言動がまともならルックスも良いし、相手のことを親身になって考えてるし、パーフェクトな男なんですけどねw
ベストエピソード
第4話「恋もよう」
タケルに保坂、先生と二宮君と面白要素が30分に詰め込まれまくった4話を推したいと思います。面白さだったら4話を見ればそれで十分みなみけのコメディ部分が伝わるwww
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