ひぐらしのなく頃に解 第19話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ひぐらしのなく頃に解]
ひぐらしのなく頃に解
第19話「祭囃し編 其の六『幕開け』」
駒は揃った。羽入は、傍観者を止め、自らの意思で盤上へ上がる。弱まっている、時間遡行と記憶継承の力。そう、これは最後の戦い。そのために、羽入は取り戻した記憶を梨花に話し、仲間と共に黒幕“鷹野三四”と戦う!
<あらすじ>
※あらすじ・考察は「月の静寂、星の歌」様の記事を活用させていただいております。
羽入が実体化して、さらに分校の生徒として転校してきた。姓は「古手」。梨花の遠縁と言うことで転校してきたのだった。ガチガチに緊張して呂律も回っていないが、それでもその人柄をみんな感じ取っているのか、次々に打ち解けていく。特に男子の間での人気はウナギ登りのようだ。
そんな中で、レナは羽入のことをずっと近くで一緒にいた気がする、と的を射た発言。そんな勘が鋭く、でも優しいレナに梨花は羽入と仲良くして欲しいと頼むと、当然のことながら圭一もレナも笑顔で答えてくれた。
放課後
いつも通り部活をしようとしている圭一たちの前に羽入が。彼女は自分も部活に混ぜて欲しいと、緊張した面持ちで頼み込む。
「覚悟の上なのです! これまでの僕は、負けるのが嫌で、全ての勝負から、逃げ出していたのです。逃げるのは、負けることにすら劣ること。負ける痛みに挫けず、戦い続けなければ、勝つことはできないと―――」
それは羽入の覚悟。部活に参加することに対してだけではない。もちろん、この6月を超える覚悟。そのために戦う覚悟。その明確な意思を羽入は示して見せた。
その頃、東京都警視庁公安部では、赤坂が苦渋に顔を歪めていた。永田町と霞が関上層部が絡んだ公金横領事件は、上の圧力で“潰されて”しまった。整理を始めた資料の中で、赤坂は“東京”と言う組織名の他に、“入江診療所”“雛見沢”と言う見知った名前を目撃する―――。
その日の部活は、結局羽入包囲網のはずが圭一包囲網となって圭一が罰ゲーム。怒りながらも、圭一もまた羽入がずっと傍にいた気がすると梨花に漏らす。
と、その時。
羽入が崖から転落してしまった。急いで駆け付ける梨花たち。そこには、すでに鷹野と富竹の姿があった。そこで、羽入は鷹野の名前と顔を見て全てを思い出す......。
続きは、OPENからどうぞ。
※管理人は、原作未プレイ・PS2未プレイ・第一期閲覧済みの状態で本記事(主に考察)を書いています。
<あらすじ(続き)>
その夜、羽入は思い出した前の―――皆殺し編の―――記憶を全て話す。圭一たちと力を合わせ、北条鉄平の帰還と言う最悪と思われた運命さえ打ち破り、あと一歩で惨劇の運命さえ打ち破れそうだったこと。そして、そんな自分たちの前に立ちはだかった黒幕は、味方だと思っていた鷹野と山狗だったこと。
羽入は、運命を打ち破るカギとしてあらゆる人―――そう、皆殺し編を知る前までの梨花が巻き込むことを恐れて話さなかった圭一や沙都子たちからも、助力を得る。そうしなければ、勝てないと言う羽入。
自分の力が弱っていることを打ち明けた羽入は、大昔にここで祀られた人柱でありながら無力な神である自分を捨て、自分も梨花と一緒に戦うと改めて宣言する。
その頃、休暇を取ってまで雛見沢にやってきた赤坂は、大石たちと料亭にいた。そこで、古手梨花の予言を思い出し、調べたら当たっていたこと、そしてその予言によれば今年死ぬのは古手梨花自身であることを打ち明ける。
今年で定年の大石にも時間がない。おやっさんの死の真相を突き止めるには、もうどんな怪しい情報でも飛びついて、がむしゃらに事件に立ち向かうしかない。
大石は赤坂と協力して事件を追うことを約束してくれた。
翌朝。
登校すると入江が月に一度の定期健康相談で分校を訪れていた。梨花は、相談を利用して入江に自分の死の場合のことを訪ねる。
出て来たのは、梨花さえ知らなかった緊急マニュアル34号の存在と内容。入江に鷹野のことを探っても、入江は可能性こそ否定できないが鷹野が…と言葉を失う。
梨花は、羽入の言葉に従い「マンガ」と言う架空の前提を前置きとした上で、部活メンバーにもアドバイスを求めた。
黒幕がなぜ村を一つ滅ぼすような真似をするのか。それに対し、魅音はあっさりと派閥争いじゃないかと告げる。対抗派閥を弱体化させるため、その派閥が管轄している何かで事件を起こせば、責任を取らされるのは必然。
さらに、黒幕と戦う女の子はどうすればいいのかと尋ねれば、土地勘のある友達と武器を扱えるベテラン、沙都子のようなトラップの名人がいれば勝てるんじゃないかと答える。
土地勘の強く、且つ武器を扱える圭一、魅音、レナ。トラップの名人とは正しく沙都子のことだ。梨花と羽入の周りには打ち勝つための駒は揃っていた......。
三四に“野村”と名乗った女性は、終末作戦の成功を三四に祈ると電話で告げる。一方で、“高木”と言う名前を使い分けた女性は、旧小泉派失墜のための準備は整ったと告げる。コトは、魅音が想定したとおりに動いていた......。
<感想>
羽入が実体化しましたね~。と言うか、ですね。
梨花ってやっぱり記憶ないんですか!!!
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
なんか、混乱w と言うわけで、ちょっと考察。
古手梨花・古手羽入
前提は、二人には不可思議な「力」が存在していて、記憶継承にその「力」を常に消費し続けている、と言うこと。また、微々たる量ながら、その「力」が自然回復するということです。
記憶がない梨花、そして一時的とはいえ羽入。では、どうして前回のような梨花の発言に繋がったのか? それは羽入に関係しているんじゃないでしょうか。
梨花と羽入は感覚を共有していて、さらに二人は力も共有出来るのではないでしょうか?
文字通り、二人で一つ。
その二人を以てしても、長年の時間遡行で力は弱まっていた。梨花が記憶を有して戻れる時間が回数を経るごとに短くなっていくことがそれを証明している。でも、羽入には記憶があったっぽいですよね? しかし、今回実体化した羽入には記憶がなかった。この世界では、鷹野三四が御賽銭と言う形で戻そうとした10円玉を弾いたほど、明確な敵意を持っていたのに。
これはおそらく羽入の実体化が影響しているのでは、と考えます。
実体化にはおそらく膨大な力を消耗する。羽入の実体化のために、梨花は継承していたはずの記憶を失い、それだけにとどまらず羽入の記憶さえ一時的に消えた。
二人が仮にそれぞれ100の力を本来持っているものの、100年の時間遡行で力を摩耗。梨花が10、羽入を40と仮定(羽入の方が力が大きいのは、実体化してないことと、もともと梨花より羽入の方が力の容量が大きいものと想定)。実体化に50の力が必要だとしたら羽入だけでは足らないので、「力の共有」で梨花から力を借りて、羽入の力を50とすることで実体化にこぎつけた。
時系列で表すとこうです。
皆殺し編ラスト、羽入は自分の力の一部を使って二人の記憶を継承したままさらに大きく時間遡行
↓
そのままの状態で時間は流れ、前回ラストでの記憶を継承していた梨花が、羽入に彼女こそが最後の駒であることを訴え、記憶を継承していた羽入も頷く
↓
その後、梨花と羽入で話し合い、力を消耗してでも羽入の実体化を決意
↓
羽入実体化。それに伴い、二人は継承していた記憶を失う(羽入に関しては一時的)。
羽入だけ記憶を取り戻せたのは、先に挙げたように力の自然回復ともともとの力の貯えだと思います。これまで羽入は実体化してませんでしたから、記憶を一時的に失う程度の力の消耗で実体化出来た。もしくは、梨花が自分ではなく羽入に記憶が残るように仕向け、自分の力を一方的に消耗して足りない分を羽入側の力で補填した、と(上の10とか40とかの数字の部分は後者)。
これならギリギリ説明がつくかな、と思います。ただ、そうなると梨花がずっと動かなかったことが怪し過ぎですがwww まぁ、そこは当初雛見沢にはいない仲間であるレナや圭一を待っていたから、と言うことで。
部活メンバー
魅音が久々に頼もしく活躍してくれたな、と。最近は、レナやら詩音の方が強いイメージはありますが、冷静で平静な時ほど魅音の持つ強さの質が浮き彫りになる感じですね。頭の回転と現実的思考能力の高さは、さすが次期園崎家当主。
入江京介
変態な彼こそ、真の入江京介だと思います(爆 でも、冗談はさておき、彼にも仲間になって欲しいですね。これだけのキャラですから、生き残って欲しいし。
赤坂、大石
魅音の言っていた武器が扱えるベテランってもしかしたら彼らのことじゃないか、と思っています。レナたちも強いけど、ベテランじゃないですから。大石も赤坂経由とはいえ圭一たちに協力的っぽいし、赤坂は梨花を助けたいだろうから言うまでもない。もし、この二人が加勢したら、梨花たちの実質的な戦闘力は格段に上がるでしょう。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-873.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-1258.html
・http://animumeso.blog101.fc2.com/blog-entry-372.html
・http://benix.blog93.fc2.com/blog-entry-319.html
・http://blog.livedoor.jp/darth_mayuge/archives/50963472.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50864729.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50760051.html
・http://blog.livedoor.jp/puzzlize/archives/51135790.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/51118922.html
・http://blog.livedoor.jp/shibachi1/archives/51164212.html
・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-907.html
・http://happy2material.blog41.fc2.com/blog-entry-1029.html
・http://happyuki-blog.at.webry.info/200711/article_27.html
・http://honwoyominagara.seesaa.net/article/66560128.html
・http://jigo.blog102.fc2.com/blog-entry-312.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-554.html
・http://lessiy.jugem.jp/?eid=856
・http://maguni.com/diary.cgi?no=286
・http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-1651.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-850.html
・http://plaza.rakuten.co.jp/accessairphoto/diary/200711130003/
・http://plaza.rakuten.co.jp/aoi78/diary/200711130000/
・http://plaza.rakuten.co.jp/syofactory/diary/200711130002/
・http://seraraku.blog58.fc2.com/blog-entry-1451.html
・http://subcul.jugem.jp/?eid=655
・http://tamayuru.blog21.fc2.com/blog-entry-851.html
・http://www.mypress.jp/v2_writers/kasumidoki/story/?story_id=1676899
・http://www.todasoft.net/blog/archives/2007/11/_19_6.html
次回、『祭囃し編 其の七『トラップ』』
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