此花4〜闇を祓う祈り〜
今日はちょっと忙しいので早めに更新しときます。もしかしたら、これが今日唯一の記事のアップかも(ぇ いつものアニメ感想の記事も溜まっているのですが、意外とGW忙しくてまだ観れてません(T_T)
今回は此花4のゲーム批評です。以前、友人から借りた此花シリーズ(この此花4+此花パック)ですが、つい先日ようやく全クリア(CGフルコンプリート)しました。ちょくちょくやってたんですが、何せこのゲーム、推理ゲームなのにCGコンプリートにやたらと手間がかかる( ̄∇ ̄;) なんか推理ゲームの中ではだいぶ珍しい、推理性よりキャラクター性を重視してるゲームなんで、仕方ないんですけど。
そう言うわけで、クリア出来たのでレビューを簡単に書こうかなぁ、と思います。ちなみに、此花パックのレビューはこちらですので、興味のある方はそちらもどうぞ。
では、続きはNEXTへ。
此花4〜闇を祓う祈り〜
時系列としては修学旅行なので9〜10月と言ったところですかね。ストーリーは大きく分けて2つ、おまけ1つ。
あらすじは、まず京都へ修学旅行に行った主人公“桃井恵”とヒロイン2名“橘美亜子”“桜田忍”たちがその帰路についている途中、新幹線内で臨時担任教師が毒物によって重体に。これを3人と前作「此花3〜偽りの影の向こうに〜」のサブキャラながら今作からメインに昇格した此花学園(主人公たちが通う学校)の姉妹校の彼花学園に所属し、同じく修学旅行中だった“小早川亘”を交えた4人で解決していく、と言う話。
次に、修学旅行から帰って来た3人は修学旅行中に知り合った巫女さん“鈴”から手紙をもらい、一路その場所へ。そこでは3人は現在行方不明になっている広虫と言う人を捜して欲しいと頼まれ事件へと関わる、と言う話。
最後はおまけで、美亜子の従兄妹である“萩原尚人”を主人公とし、修学旅行中の美亜子を捜すと言う簡易ゲーム。一応、シナリオ分岐有りで、実は本編EDにも多大な影響があるため、単なるおまけと思うなかれ。
以下、カテゴリー別にレビュー。
パッケージ・解説書
なかなか良いものだと思います。解説書の後半には、メインはもちろんサブのキャラクターまでもキャラクター紹介が載っているので、妙なところで親切な解説書となっています( ̄∇ ̄;)
システム
セーブ・ロードは従来の此花シリーズ同様、非常に早い。セーブ・ロードで苦を感じることは絶対にない。このシリーズの良点です。今回からブックマーク機能と言うものが追加されました。要は、クイックセーブ機能ですが、大量に出来る。使い勝手が分かればかなり便利な機能なんです……普通のノベル形式ゲームなら。ただ、此花シリーズはセーブ・ロードが異様なほど早いので、普通のセーブ・ロードでクイックセーブ・ロードの代わりに十分なるので、別にあってもなくても良いかなぁ、と。
またオート・スキップ・オートスキップ・読み返しなどがボタン1つで行え、機能が充実。
加えて前作で多くのプレイヤーから不評を集めたであろう「ワトソン君適正診断」は今回もあるのですが、3に比べ格段に進化。なんと、スキップが使える! コーナー自体をスキップすることは出来ないですが、キャラクターたちの会話はスキップ出来るので、3ほどこのコーナーも苦ではない。プラスアルファとして、これまでスキップ出来なかったEDもスキップ可能になりました。そう言った意味で、システム面においてとても優れた進化を果たしています。
グラフィック・CG・BGM
まぁ、PS2のノベル形式ゲームとしてはグラフィック・CG共に妥当なクオリティだと思います。可もなく不可もなく、って感じ。ただ、CGの数が半端じゃない。確か全部で150枚以上あったような……。いやCGの数が多いのは良いのですが、コンプリートするとなるとかなり面倒ですよ、この数は。しかも普通にプレイしてたんじゃ、絶対全部手に入らないし。
BGMはあんまり従来のシリーズと変わっていない気がするんですよね。幾つか新規はあったかもしれませんが。こちらも妥当なところですが、グラフィックに比べると若干質としては低いかも(質、と言うより目新しさ・発展性と言うべきか)。
シナリオ
従来に比べればだいぶ優れたシナリオになっていると思います。まぁ、ある意味王道なところもありますけど、それはそれで良さがありますし。最大の違いとしては、EDですかね。従来、1からのヒロインである橘美亜子にかなりウェイトが置かれていて、彼女だけEDが複数あったのですが、今回から美亜子・忍・亘共にグッドED数は1つずつ。バッドの数も3人それぞれ一緒。そう言った意味で、キャラクターの平等が図られている。
でも、さっきも括弧書きで書きましたけど、おまけの萩原尚人シナリオが本編のEDに関係するとは思わなかったので、最初苦労しました( ̄∇ ̄;) 変なところでシナリオのサプライズがあったりします。
キャラクター
主人公を除くメイン3人は相変わらずの個性。熱い美亜子とクールな忍、楽観的な亘と、立ち位置も明確なので見ていておもしろい。美亜子に関してはかなり軌道修正が図られていて、3の序盤で私が殺意を覚えるほど我侭キャラだったのですが、今回はそれほど我侭ではなく1の彼女に戻った感じが強い。忍・亘はそのまま、って感じですかね。忍は若干積極的になったかも。
サブキャラとして修学旅行編で同級生の“大見優子”と教師“椎名真由美”がそれぞれ、ちょっとしたおまけ要素として単独のおまけシナリオとCGがあって優遇されてます。どちらも過去のシリーズに出ているので、もしかしたらもう準メインキャラ、と言っても良いのかも。
他にも編の巫女たちはそれぞれに強い個性があって、人間関係とか見てておもしろかったので、良かったと思います。
総括
シナリオ面・キャラクター面(個々のキャラクターとしてだけでなく、キャラクターの平等性や配置も踏まえて)共に良質で、過去の此花シリーズを含めても最高の出来じゃなかろうか、と私は思います。特にシナリオ面は、これまで以上のボリュームがあるので、やりごたえはある(反面、コンプリートに苦労はしますけど。だってEDだけで30以上あるしorz)。
本格ミステリーを望む人にはきっと物足りない部分がある(特に謎解きの部分とか)とは思いますが、明るい気分(?)や「ちょっと推理ゲームもしてみたい」と思う人にはオススメ出来る。ただ、CGコンプリートを目指すとかなり苦労するので、その辺の覚悟は必要ですよ( ̄∇ ̄;)
