ひぐらしのなく頃に解 第15話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ひぐらしのなく頃に解]
ひぐらしのなく頃に解
第15話「祭囃し編 其の参『終わりの始まり』」
三四の強い意志は羽入でさえどうにも出来ず、歴史を繰り返させる。だが、今度こそ諦めない。雛見沢の外からくる、村の掟や規律に縛られない者の登場を待つ二人。今度こそ、信じるその力を以て―――
<あらすじ>
※あらすじ・考察は「月の静寂、星の歌」様の記事を活用させていただいております。
雛見沢一帯が水没するダム建設の話が持ち上がった。園崎お魎を筆頭に村民は結託してダム建設に反対の意向を示していた―――わけではなかった。
北条を筆頭に一部のダム建設に伴う立ち退きを受け入れた者たちも、確かに村にはいたのだ。暗黙の了解だった御三家の存在とその頂点に立つ園崎家。だが、北条たちはそれを認めなかった。雛見沢から出て行けと言うお魎に、北条は出ていくのなら国が用意した立ち退き料に見合うだけの金を払えと言う。
それを羽入はただただ見つめているしか出来なかった。真っ赤な怒りに染まる人たちを……。
入江診療所に沙都子を担いで駆け込む悟史。沙都子がL5を再発した。無論、悟史はそんなこと知らないだろうが、入江には一目でそれが判った。急激なストレスを一因とする雛見沢症候群で、沙都子の二度目のL5突入。
三四は沙都子を貴重なサンプルとして扱い、解剖さえ辞さない覚悟を示すが、入江はそれを拒むように治療法の発見に全力を注ぐ。
沙都子が担ぎ込まれ、そのまま入院して2週間が経った。野球の練習の後だろうか。すでに野球チームの監督を務めていた入江は悟史と一緒に休憩用の缶コーヒーを大量に買い込み、戻ろうとしていた。
そんな中、入江は沙都子のことを気にしている悟史に北条家で虐待があるかのような発言を沙都子が繰り返していることを明かす。
悟史は入江に入院期間を延ばせないか、と懇願する。入江の目には、沙都子を庇おうとしている立派な兄に見えたのだろう。だが、悟史の精神もまた限界だった。
幾分かやつれたようにさえ見える悟史は、沙都子を大切に思いながらも沙都子の存在を重荷に感じていることを入江にだけ告白した......。
続きは、OPENからどうぞ。
※管理人は、原作未プレイ・PS2未プレイ・第一期閲覧済みの状態で本記事(主に考察)を書いています。
ダム建設運動が激化する一方、入江診療所での雛見沢症候群の研究は行き詰っていた。電子顕微鏡でさえ存在が見つけられない。その事態に入江は一つの仮説を立てる。病原体である寄生虫は生存基盤である宿主の死と共に死ぬのではないか。
入江の仮説に対して三四はすぐに手を打つ。つまりは生きているうちに解剖すれば見つけられるかもしれない、と言うことだ。生きている人間の脳を観る。しかし、人権上それは認められるはずがなかった…そう、入江はそう考えていた。
雨が降り出した中、バス停で雨宿りをする富竹と三四。三四の魅力を再認識する富竹に、三四はそっと身体を寄せていき......。
夜、ダム建設を行う人たちが住むプレハブの中で響く鈍い音。6人の男たちに現場監督が滅多打ちにされて―――死亡した。
ダム建設反対運動に伴い、酒も煙草も禁止された職場。それにストレスを感じていた者たちが夜中、監督がいないところで酒を飲んでいたところに、現場監督は現れた。鬼のような形相で、手にはツルハシが握られていた。
殺意があるように見えたに違いない。皆が自分を守るために監督を殴りつけて、殺した。全てが終わった時になっておびえ出す5人を尻目に1人が、こう提案する。正当防衛は成立しない。だから、死体を6人で分けて確実で隠し続ける。こうすれば、裏切りものは出ない―――。
そう、現場監督も、そしてこの男も発症していた。
男は三四たちによって捕らえられていた。入江診療所に運び込まれ拘束される。生きた検体。その手には切断されてまもない傷ついた右腕が。三四の口から前科持ちの執行猶予中であることが明かされる。
どうするのか、最終判断は所長である入江に任された。治療法が確立していないL5は間違いなく死に至る。病原体の確認は治療法確立のための前進となる。しかし、相手はまだ生きている。
葛藤の中、入江は解剖のための準備と“東京”との調整を命じた......。
興宮警察署の死体安置所。バラバラにされた死体に思わず手で口をふさぐ大石。ダム建設の現場監督は、大石が「おやっさん」と呼び慕う人だった。園崎家の絡みの可能性を疑う大石。彼の鬼隠しと園崎家に対する執念はここから始まったのかもしれない......。
それは安易な行動だった。いつものように自分だけがもらった飴玉。今日はそれを沙都子にあげようとしたのが失敗だった。それは梨花がもらったもの。あげた人も梨花に食べて欲しくてあげたのだから、それは梨花が食べるべきだ。そんな正論を返され、そして走り去ってしまった沙都子の背中を梨花は追えなかった。
そのことを含め魅音に相談を持ちかける梨花。魅音は村のしがらみに囚われない人が必要だと述べる。梨花には、その心当たりがあった。この100年、極稀に“彼”が来ない世界もあったが、その“彼”ならばきっと古い村のしがらみに囚われず、悪習を打ち破ってくれる。その最初のカギを持つ者。
『……そのときが本当の始まり。そして、全てが終わりになる。――― そうでしょう、羽入?』
『はい。 僕は頑張るのです、今度こそ。信じるその力を以て……!』
<感想>
これを放送した局は本当に凄いと思う。久々にひぐらしらしいひぐらしを観た感じ。悲惨だ( ̄∇ ̄;) 血とか黒っぽくされて一応誤魔化されたけど、効果音と考えればあんま意味ないよね(w
入江京介
形だけの所長。巧く鷹野三四に乗せられて、形だけながら研究の指揮をちゃんと取ってしまっている以上、何か問題があったらスケープゴートとして切られる役目でもあるんでしょう。そんな感じがしました。
彼自身、確かに研究には興味があるけど、並行して道徳心が残っている故に良くも悪くも三四や富竹ほど研究のために冷徹にはなり切れない。それが彼らしい部分だと思いました。苦悩と葛藤の上で、将来雛見沢症候群を発症した人たちの治療法を確立するために、と言う想いを感じ取れましたね。
悟史や沙都子との治療と触れ合いが多いのは、やはり彼ら兄妹が症候群発症予備軍だからなんですかね。
羽入
ごめんなさい
この言葉の真意がなかなか汲み取れません。羽入は自分が無力だから、と言っている。それは裏を返せば、今の荒む現状にやはり何らかの形で羽入は関わっているんじゃないか、ともとれるわけで。
雛見沢症候群は女王感染者として梨花の名前が挙げられた。仮にもし、羽入が雛見沢の神だとしたら、梨花の他に羽入も神として症候群の発症を止められるのかもしれない。でも、それは実体化しなければ意味がなく、羽入は実体化出来ないために羽入が存在しても発症を止められない。女王感染者として梨花だけが機能しているのは、実体化の差じゃないかと思いました。
もしそうだとすれば、羽入の謝罪も解る。もし、羽入が実体化出来れば症候群の発症(に伴うであろう凶暴化・攻撃的思考回路の発現)を食い止められたのに、と言う後悔の念が常にあったんだと思います。
余談ですが、L5まで行くと羽入の声が聞こえるみたいですね。そうなると過去の編でL5を発症した圭一たちが背後に感じた足音や気配は羽入のもの、ってことですか?
古手梨花
どうやら違うようです( ̄∇ ̄;) 皆殺し編の部分は戻っていないようで。まぁ、それを抜きにしても梨花には残り99年と数か月分の蓄積があるでしょうから、その部分から推測してのセリフなんでしょう。もしくは、羽入から教えられた、とか?
個人的には後者だと良いな、と思います。皆殺し編の最後で、羽入は「忘れてもきっと教えます」みたいなことを言ってましたから。それとも、この時系列ではまだ羽入は言っていないのか? もしそうだとしたら何故だろう? 真実を知り対抗するには早い方がいいような気もするが……。レナもまだいないみたいだし、全員が揃って部活メンバーと言う戦力が整ってから話すつもりなのかもしれませんね。
梨花がそこまで無謀だとは思いませんが、梨花が一人で無茶をする可能性も羽入が考えている、とか。
ともかく、梨花が仲間とどう鷹野三四と戦っていくのかを楽しみにしたいと思います。
鷹野三四
相変わらず計画は順調なようでw 何気に入江の意見を取り入れていたり、あるいは最終的な決定を入江に任せたり(と言っても事前の詰めが巧いので入江は半ば強制的に承諾せねばならないだろうが)、建前上の所長の入江を巧く使っている感じ。
良く解らないのだけど、富竹との接触はどの辺りが彼女の計画に必要なのだろう? 自分と一緒に死ぬ人間ってことか?
<MVC>
入江京介
医者として、研究者として、いろいろなものに板挟みにされながらも前に進もうとしている入江。久々、と言うか初めてじゃないかと思うくらい彼の心情がしっかりと描かれたことがやはり良かったし、共感できますね。同時に、三四との差も浮き彫りになった。この差が結果として富竹と共に殺されてしまう所以なのかもしれない。
ここでもまた殺されてしまうのか? できるなら、生きていて欲しい(出来れば圭一たちと一緒に戦って欲しい)と思います。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-857.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-1229.html
・http://benix.blog93.fc2.com/blog-entry-287.html
・http://blog.livedoor.jp/darth_mayuge/archives/50953719.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50851521.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50736896.html
・http://blog.livedoor.jp/puzzlize/archives/51111236.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/51097921.html
・http://blog.livedoor.jp/shibachi1/archives/51139899.html
・http://gennsouryouiki2nd.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_f734.html
・http://happy2material.blog41.fc2.com/blog-entry-1007.html
・http://happyuki-blog.at.webry.info/200710/article_58.html
・http://honwoyominagara.seesaa.net/article/62268548.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-497.html
・http://lessiy.jugem.jp/?eid=833
・http://maguni.com/diary.cgi?no=268
・http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-1607.html
・http://plaza.rakuten.co.jp/accessairphoto/diary/200710230002/
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・http://subcul.jugem.jp/?eid=628
・http://tamayuru.blog21.fc2.com/blog-entry-823.html
・http://www.todasoft.net/blog/archives/2007/10/_16_7.html
次回、『祭囃し編 其の四『謀略』』
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