SEED DESTINY スペシャルエディション 「砕かれた世界 後編」
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[機動戦士ガンダムSEEDDESTINY]
機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション「砕かれた世界 後編」
と言うわけで、DESTINYスペシャルエディション(以後、スペエディ)の第1回後編です。
楽しくスペエディを観ていた方、ごめんなさい。ハッキリ言いましょう……
このスペエディ、
総集編よりもダメかもorz
前編だけ観た時は、ちょっと期待したんです。「何を期待なんて」って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、別に良いじゃないですか。シリーズを全部観た者としてはやはり、少しでも良いモノを、と期待しますよ。
でも、見事にその期待を裏切ってくれました。このスペエディって誰視点で描かれるんだっけ? と監督に問い詰めてやりたい気分です。後編だけ観たら視点はほとんどキラ。新規カット数No.1もおそらくキラ+ラクス。いや、監督、視点がスペエディ第1巻の部分ですでにキラに以降しつつあるんですが(ノ∀`*)アイター まぁ、ストーリーとしては……スペエディ=総集編と割り切れればあれでも問題ない。でも、新規カットが許せない。なんじゃ、あの新規カットの割合は(/--)/
まぁ、
大まかなあらすじは、既存のものなのでその辺は割愛。主だった変更点等を取り上げつつ、考察なんかも入れていこうと思います。
舞台としてはミネルバのオーブ入港から。まぁ、この辺り、大きな変更は見当たらないですね。もしかしたら、気付かないところで若干の手直しはされているかもしれませんが。
結構、尺の関係から前編はカットされた部分が多かったのですが、後編はあまり重要な部分はカットされてませんでしたね。シンとキラの慰霊碑での邂逅もありましたが、大きな変化はなし。ただ、シンの回想(原作だと1話の冒頭にあったオーブ攻防戦のところ)が新規カット入りでありました。うん、新規カットあって良かったね、シン(ぇ にしても、観ていて毎度思うのですが、シンがラクスの存在に気付かないって言うのはどうなのだろう? いっそのこと、ラクスがわざわざあそこで出てくる必要なんて無いのではないか、と思います。
アスランとカガリの指輪シーンもありました。まぁ、こちらはホントに目立って大きな変化は無かったですね。
開戦直後のプラント攻防戦は、新規カット増量。オレンジザク=ハイネ機と言うのがすでに既知のものとなったからか、ハイネシーンがやたら増えてます。いや、ここを新規カット入れる必要があるのか、と監督を問い詰めてやりたい。西川さんファンがいたらごめんなさい。西川さんが嫌いなわけじゃないんです。むしろ、6月のベスト版とか買うかレンタルするかして一度は聴こうかなぁ、なんて思ってるくらいなのですが……監督の新規カットの割合が許せないんで。
プラントでアスラン・ギル会談。ギルの話術は相変わらず巧みです。まぁ、言っていることは正しいんですけどね。ただ、やはり思うのはああ言う形でセイバー(武力)とFAITH(権力)と言う剣を渡されたはずのアスランですけど、結局それを大きく行使することって無かったんですよね。実際問題として、ギルは手続き上と言っていたがアスランはすっかり手続き上などではなく全面的に復隊してしまったわけで。FAITHの力だってあってないようなもの(FAITHの力が無いのではなくて、アスランにそれを使う力が無い)。こうやって結末を知った上で、このシーンを観るとアスランがいかに力を使いこなせないヘタれなのかが分かる( ̄∇ ̄;)
ミーアとも会食。この時のミーアは好きでした、この時は。なんか後々の彼女の言動を踏まえると、ミーアのここの「ラクスさんの代わりで良い」って言うセリフも変えて良かったんじゃないかなぁ、と思いますね。
にしても、プラントの「ラクス様絶対主義」は正直観ていて……どうなんだろう、って。う~ん、C.E.の世界観を私たちの世界観で考えるのは根本的に間違ってるので、きっとそう言う世界観・価値観の差なのかも。
シン、目覚めるのシーンは新規カット入り。TMRの挿入歌入りでバリバリ活躍してくれています。ただ、知らなかった人はごめんなさいね。この挿入歌、このためのものではなくて、前々に使われたものなんですよね( ̄∇ ̄;) こんなところで使い回ししてくるなんて、監督侮りがたし。ちなみに初出は忘れましたが、PS2用ゲーム「機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ」と言うゲームに出て来る歌です。たぶん、SEED MSVのテーマ曲か何かだったと思いますが……。あれ、ってことはシン、すでにMSV扱いですか?(マテ
フリーダム登場。このスペエディで一番許せない部分です。何故って、キラ・ラクスのシーンの半分近く、いやこの襲撃を受けた部分だけ見たら大半新規カットだから。アスラン視点のはずなのに、キラ・ラクスの新規カットが一番多いってどういうことなのよ(/--)/ 結構、作画破綻が言われていた13話のキラ出撃のシーンですが、それも描き直されてます。って言うか、フリーダム搭乗後のキラはほとんど描き直し。いや、キラがラクスを銃弾から避けるシーンも、キラとラクスの非常事態とは思えない語り合いの部分もみんな新規(バルトフェルドさんとかマリューさんとか新規なかったようなorz)。もう、このスペエディが誰のために作られているのかが、薄々観えましたよ(´・ω・`)ショボーン
「砕かれた世界」の総括としては、前編はまずまず、後編はダメダメといったところですかね。後編も、新規カットの割合とか視点とかもっと考えてくれればマシだったんですけどね……。これで、あと3巻分もスペエディがあるのか……なんか思わずため息とか漏れちゃいそうですよ( ̄∇ ̄;)
- at 20:44
- [特集:ガンダムSEED・SEED Destiny]
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僕もスペエディ見ましたよ!!(前編だけですが)
僕の中で今回のスペエディは・・・なかったことに状態です。
あってもなくてもどっちでもいいやみたいな感じです。
>>キラ・ラクスの新規カットが一番多いってどういうことなのよ(/--)
これは僕も同感ですよ!!