CLANNAD-クラナド- 第1話
CLANNAD-クラナド- 第1話「桜舞い散る坂道で」
<あらすじ>
進学校・光坂高校に通う三年生である岡崎朋也(おかざき・ともや)は、無気力な日々を送っていた。進学校に入学が決まりながら、とある理由から学校での生きがいを失った彼には、そんな風に日々を過ごすことしか出来なかった。
それ故、周囲の人間とは友人関係がほとんど築けず、気がつけば毎日遅刻しているため、完全に浮いた存在になっていた。
自分と似たような過去と立場を持つクラスメイト・春原陽平(すのはら・ようへい)ともども、不良のレッテルを貼られた朋也だったが、春原と共に進学校の三年生とは思えないお気楽な日々を過ごす。毎日のように彼とダベり、寮母である相楽美佐枝(さがら・みさえ)に多少の迷惑をかけながら寮生活の春原の部屋に転がり込み、実家にも寝にしか返らない。ほとんどの時間を彼と過ごしていた。
教室では、自分を気にかけてくれる数少ない存在である委員長・藤林椋(ふじばやし・りょう)、二年生の頃に同じクラスで不良と呼ばれる自分に気兼ねなく声をかけてくる椋の双子の姉で隣のクラスの委員長・藤林杏(ふじばやし・きょう)と言った一部の人たちとは交流を持つ朋也。
そんな彼がいつもと同じように遅刻して出逢ったのは、坂の下で立ち止まった少女だった......。
感想はOPENからどうぞ。
※私は原作ゲーム既プレイ者です。ネタバレは出来るだけ回避していますが、原作既プレイ者としてネタバレにならない程度の補足をあらすじではしていますのでご注意ください
<あらすじ(続き)>
朋也は出逢った少女・古河渚(ふるかわ・なぎさ)。
「この学校は好きですか? なにもかも変わらずにはいられないです。楽しいこととか嬉しいこととか、全部、全部変わらずにはいられない…。 それでもこの場所が好きでいられますか?」
そう、誰か心の中にいる人間に向けたその言葉に、朋也は思わず返す。
「見つければいいだろ? 次の楽しいこととか 嬉しいこととか見つければ」
それは本当に彼女に向けた言葉だったのか。本当は学校生活での生きがいを失ってしまった自分に向けたものではないのか。だが、朋也はそんなことを微塵も出さず、渚を連れて坂を登る。これからも続く、長い長い高校生活最後の一年の坂を登り始める...。
昼休み。
交通事故で意識不明になった少女の霊が出る噂を耳にしながら、朋也は一人で食事をしている渚を見つける。
そこで、渚が身体の弱さから去年留年していることを知る。彼女が演劇部に興味があることを知ると、身体が弱いなりに手伝えばいいだろ、と進言し放課後部室に行ってみることを勧める。
その時、校庭からざわめき声がする。渚と一緒に校庭に向かうと、そこには校庭に改造したスクーターで乗り込んできた近隣高校の不良たちがいた。その不良たちに一人颯爽と立ち向かうのは、長い銀髪を揺らす女生徒・坂上智代(さかがみ・ともよ)だった。
朋也の心配をよそに一瞬で不良たちをなぎ倒してしまった智代。女がそんなに強いわけがないと喧嘩を吹っ掛ける春原だったが、その時朋也はこの街に最近まで言われてきた不良たちをなぎ倒す伝説の少女のことを思い出す。
それが智代だったのだ。
無論、春原ごときヘタレは一瞬で返り討ちに。
放課後。
朋也はどうしても気になって演劇部の部室を訪れていた。部室の前には渚の姿。しかし、彼女の前に映るのは、誰もいない無人の部室だった。
演劇部は今年の三月に活動休止になっていた事実をようやく思い出した朋也。朋也は渚を放っておけず、自分も手伝うからもうひと頑張り―――休止になった条件を満たして再び演劇部を立ち上げればどうかと問う。
家に帰らず時間を潰した朋也は、渚に教えられた渚の家を訪ねる。
古河パン
そのパン屋が渚の実家だった。
入ると営業はほとんど終わったのか、パンはもう残っていない…一部を除いて。一瞬姉とさえ勘違いするほど若々しい姿を見せた渚の母親・古河早苗(ふるかわ・さなえ)は料金は良いからどうぞ、と一番多く売れ残っていた―――と言うか唯一ほとんど売れていないパンを朋也に進める。
ガリッ
パンの中には煎餅が丸ごと一個。味云々じゃなくて食いづらいから売れ残ったのだ、と素直な感想を述べてしまった朋也。早苗はショックを受けて泣きながら飛び出してしまう。娘が娘なら母も母か、と思っていると背後にはそんな二人をしのぐ父親・古河秋生(ふるかわ・あきお)が。
シバかれそうになったが、朋也の着ている制服が渚と同じ高校のものだったため、事なきを得た朋也。おまけに渚の友人として夕食に招かれてしまった。
何気ない(?)家族同士の会話に巻き込まれる朋也。変な名前をつけられそうになったり、ハイテンションな秋生についていけなかったり…それでも、明るくて温かい家庭に目を細める。
そして、自分も家に帰る。
そこには、電気もつけず酒に溺れて壁に寄り掛かって寝る父・岡崎直幸(おかざき・なおゆき)がいた。自分のことを「朋也君」などと他人のような呼び方をする直幸の姿に、古河家の団欒を観て来た朋也には今日は一層耐えられず飛び出してしまう。
夢中で、ただ家から―――直幸の傍から離れたくて走った先は、古河家の前だった。無意識で辿り着いたその場所で、背後から声をかけられる朋也。そこにいたのは、渚だった。
「もしよろしければ、あなたをお連れしましょうか? この街の願いの叶う場所に」
<感想>
今期、数少ない最初から全パートあらすじ付きレビューアニメです。
私はAirとかKanonとか他のKey系京アニ製TVアニメを観ていないので、他作品との比較はできませんが、最初の5分で鳥肌が立ちました。ゲームが原作のOPらしいOPもそうだし、冒頭の朋也と渚の出逢いのシーンの描き方が凄い。共に色彩を失っていた世界で、出逢ったことで世界は色合いを取り戻していった出逢い。それを二人とも実感するのは今後でしょうけど、そう言った今後に繋がる描写を巧く入れてくれたと思います。
全体的には原作の笑いの部分を多少過剰に演出しているので、最後には笑いあり涙ありのCLANNAD原作を尊重した評価になりそう。あくまでこのまま行けば、ですけどね。だって、智代の戦闘とか、朋也と陽平、朋也と古河一家のやり取りなんて笑いっぱなしでしたよ(w
でも、幻想世界を入れたことはどう出るか分からないですね。原作をやった私でさえ未だに完全に把握し切れていない部分ですしねぇ。あれをCLANNAD本編と絡ませるのは難しいようにも思えますが、重要な部分も確かにあるので外せないのかも。
しかし、EDは反則・゚・(ノд`)・゚・
岡崎一家
朋也はともかく、直幸に関してはちょっとスタッフの理解が足りてないセリフがあったかな、と思います。朋也は直幸が母(妻)の死で酒と賭けごとに溺れた、と言っていますが、実際には違う。今後、その辺の訂正があるかもしれないし、これは敢えて朋也自身が違った認識をしていると言う設定なのかもしれませんが、今の現状は中学校終わりからだったはずなので、その辺は直幸に対して原作未プレイ者に変な誤解を与えそうで怖い。一応あらすじでは書きましたがちゃんと「父親なのに息子を他人行儀の扱いをしている」と言う部分を描いて欲しい。
古河一家
渚に関しては、凄く健気で薄倖なヒロインとして描かれている。まぁ、実際そう言った部分を仲間と一緒に一つ一つ解決していくんでしょうから、始まりとしてはこんな感じでしょうね。まだ、原作の頑固さと言うかウザさは発揮されず。京アニがシナリオに手直しを入れてその辺をソフトにしてオブラートに包む描写をしてくれれば、とちょっと思う。
秋生・早苗に関しては言うことないでしょう。このまま笑わせて欲しい(ぇ
春原陽平
原作通りのバカ(w コイツと朋也の日常やり取りは面白くてやっぱり良い。
藤林姉妹
まぁ、これからでしょうね。まだまだ本領発揮には程遠い。
坂上智代
何気に本領発揮(w ありえねぇ、戦闘シーンσ(^◇^;) でも、そこが智代らしい(ぇ っていうか、あの全盛期だったころの智代の威圧感が凄い。京アニが描くとこうなるのか、と思った。
相楽美佐枝
個人的に好きなキャラではあるのですが、アニメ版では絶対脇役ですね(爆 個人的にはドロップキックくらいかましてくれるかなぁ、と期待していたのですが(マテ
何気に白石もいます。やはり京アニはらき☆すたでの仕打ちを反省して彼を面倒みることに決めたみたいです(違
次回、『最初の一歩』。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://01aturas.blog98.fc2.com/blog-entry-189.html
・http://08syounen.blog.shinobi.jp/Entry/330/
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-845.html
・http://abaton14.blog79.fc2.com/blog-entry-439.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-1202.html
・http://aniima.blog62.fc2.com/blog-entry-813.html
・http://aniotalife.blog99.fc2.com/blog-entry-308.html
・http://benix.blog93.fc2.com/blog-entry-259.html
・http://blog.crosschannel.jp/Entry/811/
・http://blog.goo.ne.jp/ka-bu-ki-chi/e/34a5a98c089aac3d221715b3dc29ae66
・http://blog.livedoor.jp/darth_mayuge/archives/50945325.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50843733.html
・http://blog.livedoor.jp/paprika200502/archives/51225853.html
・http://danceofeternity.blog76.fc2.com/blog-entry-677.html
・http://freeagent.blog34.fc2.com/blog-entry-562.html
・http://fujiiisana.blog68.fc2.com/blog-entry-634.html
・http://gennsouryouiki2nd.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_42c1.html
・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-847.html
・http://happyuki-blog.at.webry.info/200710/article_9.html
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・http://hqtargz.blog106.fc2.com/blog-entry-243.html
・http://ivory.ap.teacup.com/nagaharuhenyo2/849.html
・http://jigo.blog102.fc2.com/blog-entry-259.html
・http://kagamipani.blog95.fc2.com/blog-entry-271.html
・http://kazekura.seesaa.net/article/59106680.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-450.html
・http://kumix.arekao.jp/entry-07d067125334a0a0c8db770b1e9f7b07.html
・http://lessiy.jugem.jp/?eid=819
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ついに始まりましたクラナド。
もう最初のシーンからΣb( `・ω・´)グッときましたね
>色彩を失っていた世界、色合いを取り戻していった
まさしくOPムビ見たいな感じで最高でした。
こういった色を使った描写がとても素晴らしいですね。
>EDは反則・゚・(ノд`)・゚・
あれは原作やった人にとっては反則でしょう・゚・(ノД`)・゚・。
もう毎回EDで聴くと思うとヤバイです。