魔法少女リリカルなのはStrikerS 総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[魔法少女リリカルなのはStrikerS]
第一期、第二期とあって三期目に入った魔法少女リリカルなのはシリーズ。私は一期も二期も観たことがない状態で観始めたのですが、周囲の期待感の高さの余波を受けて期待を持って観た作品でした。
そんな魔法少女リリカルなのはStrikerSの私の評価ですが...
B
です。(S、A~Dの五段階評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
魔法少女リリカルなのはStrikerS
放映日:2007年04月~2007年09月(全26話) 私が視聴した放映局:テレビ埼玉・東京MXテレビ
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:C
まぁ、シナリオの大まかな批判は最終話のレビューでしていますのでそちらからどうぞ(第26話「約束の空へ」)。
とにかく、細かいところを重箱の隅をつつくように上げて言っても仕方ないのでやらないですけど、もうちょっとピンポイントに描いてくれれば、と思いました(例えば、なのは+ヴィヴィオに絞る、新キャラの主人公格であるスバル一本に絞るなど)。
演出 評価:A
たぶん演出だけを見れば、普通に良いんだと思う。挿入歌の入った部分とか、なのはとヴィヴィオのやり取りとか、はやてとヴィータのやり取りとかね。
ただ、それでSではなくてAなのは、エリオとかキャロとか後半完全に空気だったのは寂しい。最終決戦とかアレじゃ…orz
作画 評価:C
はたしてこのアニメで作画を評価する人はいるのだろうか、と思うほどひどい。古代ベルカ式とはよく言ったものだと思う。
まぁ、それでも最低のDじゃないのは、やっぱり個人的に好きだったフェイトの作画に限っては比較的安定して良かったと言うのが理由。まぁ、主観的評価ですから、その辺は大目に見てください。
CAST 評価:C
平均以下に落ちたのは要因がある。
一つは豪華なレギュラー陣の登用。良くもまぁ、ここまで集まったものだと思う。正直、ここだけで評価すれば間違いなくトップクラス。なので、ここまではだけなら高評価なのです。
ただ、もう一つの要因が同一CASTの重複登用。もちろん、同じ声優さんが複数のキャラクターを演じることは珍しいことではなく、それが悪いと言っているわけではない。それを逆手にとって、肉体的に関係の強い複数のキャラクターを同一の声優さんが演じることによる演出も可能だ。しかし、限度ってものがある。StSの場合、それが多過ぎる。戦闘機人、クローン系であるスバルやエリオの声優さんを重用したのはせめてもの救いなのかもしれないが、劇中で声が同じである利点を全く生かせなかったし、説明もなかった。そこはDランク以下。
なので両方の評価を足すとこれくらいかな、と。
OP/ED/BGM 評価:S
OPは2クール通して水樹奈々さん(フェイト役)。今、たぶん声優さんで一番CDが売れるであろう御人だけあって、どちらのOPも凄く良かった。
EDも2クール通して田村ゆかりさん(なのは役)。EDと言う配置もあるだろうが、抑え目の少し低い声で歌いあげられた曲は、個人的にOPよりも好きだった。
BGMも良かったし、挿入歌も良かった。なのはStSは、音楽面では今期でもトップクラスで恵まれていた作品だったと今改めて思います。
総合 評価:B
確かに楽しいアニメだった。ただ、それでも前評判(と言うか前期までの視聴した方の期待度の高さ)を私も受けていたため、正直、いろいろと期待を裏切られてしまったイメージが強いかもしれない。
個別に観ると、良いエピソードが揃っている。なのはとヴィヴィオの25話のやり取りは涙腺が緩んだのは事実だし、フェイトとエリオたちのやり取りを描いた24話も似たような感じだった。あくまで個別では良いのだけど、それが一つの作品になって相乗効果を生んだかと言うと、それに対しては首を捻らざるを得ない。と言うか、むしろマイナス効果を生んでしまったのかも。
ナンバーズを含め、キャラクター数の多さに頭を抱えた人は私だけではないだろう。六課だけでもあれだけキャラがいるのに、聖王教会やら地上本部やら出て、最後はスカリエッティ+ナンバーズ。良くもまぁ、2クールでここまで出たと思ったものだけど、それがプラスに働かなかったのは残念。
豪華なCASTと高い演出力、それを支えるBGMや挿入歌があっただけに、それらを活かせる作画とシナリオでさえあったなら…と切実に思います。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 フェイト=T=ハラオウン
単純に好き、と言う感じかも。でも、演じている声優さんの影響か、最終決戦で唯一挿入歌が入った戦いを演じてくれたりしましたし、良かったかなと。
2位 高町なのは
なんかね、やっぱり魔王って感じがするんだよね(ぇ その圧倒的強さに惚れた。
3位 ヴィータ
たぶん、純粋にベストキャラだったら1位だと思う。最終決戦で頑張ってたもん。まぁ、ああいったボロボロになる役どころは、主人公じゃなくて準レギュのような位置の名脇役じゃないと出来ないんだけど、他があまりにアレだったから、ヴィータの方が映えて見えた。
ベストエピソード
第24話「雷光」
やっぱり挿入歌が入って、フェイトがライオネットモードで戦う姿は良かったと思います。なんでスカリエッティはエリオたちからも通信出来るようにしてあるんだ?とか細かな疑問は、この際目を瞑っています(爆
- at 23:08
- [アニメ(放送終了):魔法少女リリカルなのはStrikerS]
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