クレイモア 第25話
クレイモア 第25話「誰が為に」
<あらすじ>
プリシラと激突するクレア。しかし、最強のNo.1とも言われたテレサをも超える潜在能力を持っていたと言われるプリシラの覚醒体は、リガルドを圧倒したクレアの俊足を以てしてもとても対等に渡り合うに値しない。
一方、クレアを救出するべく目指すミリアたち。ヘレンらがどうしてプリシラに自身の覚醒を覚悟してでもプリシラ抹殺にそこまで躍起になるのか判らないと口にすると、ミリアは組織を調べている内に掴んだクレアの秘密を語る。
本来、半人半妖であるはずの戦士たちの中でクレアの見せる上位ナンバーに匹敵する強さとそれに反するNo.47の位置。それは、クレアが半人半妖ではなく体内に妖魔ではなく戦士の血肉を取り込んだクォーターだからだった。
そして、その取り込んだ血肉こそがプリシラが抹殺したテレサに他ならない。
クレアの秘密を知ったヘレンたちは、一層クレアを救うことを決意しクレアの下へ向かう。
その頃、再びクレアの下へ向かうことを誓ったラキはジーンと共にクレアを目指していた...。
続きは、OPENからどうぞ。
<あらすじ(続き)>
プリシラの攻撃がクレアに伸びた瞬間、それを引き裂き、クレアを救う者たちがいた。ミリアたちが遂にクレアに追いついたのだ。
動けないほどの重傷を負ったクレアを少し離れた場所に退避させると、三人がかりでプリシラに挑む。
プリシラの片羽を斬りおとすなど一瞬優勢に見えたミリアたちだったが、ずば抜けた潜在能力を覚醒させたプリシラの実力は半端ではなかった。
プリシラは遂にその潜在能力の全てを覚醒させ、完全なる覚醒体へと変貌を遂げた。
その力は圧倒的で一瞬でミリアたちを瀕死の重傷へと追い込む。
クレアの下を目指していたジーンたちも強烈な妖力を感じ取っていた。ジーンはラキの存在に賭けると、腹部の傷を無視してラキを抱えて走り出す。せめてクレアの下まで保てば良い、と……。
強烈なプリシラの力に地に伏せた戦友たち。
その姿と、自分が愛しながらも守れなかったテレサの姿がダブる。
―――何のために戦士になったのだ
自らに問いかけたクレアは二度と自分の大切な者たちを失わせまいと再び立ち上がる。しかし、強烈過ぎる妖力の解放はクレアの姿をさらに妖魔へと近づけていく。
「クレアぁぁーーーー!!!!」
ようやくクレアの下にジーンと共に辿り着いたラキの絶叫が響き渡る…。
<感想>
予想通りと言うか、やっぱりプリシラは強いね、と言う話。
それにしても戦闘シーンはやはり燃える。やっぱり、ド派手な術とかがない分、大剣による剣術と体術だけの戦闘で限定される分、動きが凄く良いからだろうか?
ちょっとだけ酷評なんかしてみる。クレイモアに酷評なんて許さねぇ、と言う方は読まないことをオススメします。
「誰が為に」と言うサブタイトルだった今回。結局クレアは何かを守りたいために戦うわけですよね。そしてプリシラはテレサの仇だから、テレサの為に。そこに、今の戦友三人を守るために。個人的には、そこでどーしてラキが出て来ないかなぁ、と思うわけですよσ(^◇^;)
ここでラキが出てくれば、まだ「ラキ」と言うキャラクターの意義と言うかクレアの中で占める彼のウェイトが解るんですが、出てこないってことはぶっちゃけ(端的な話ではありますが)クレアにとってラキってどうでも良いってことじゃね? となってしまうわけで。
原作がたぶんそうなんでしょうけど、ちょっと腑に落ちない。実は某Blog様で原作のあるアニメの捉え方と言うかそんな記事を読んだのですが、それに共感してるんですよ。
つまり、原作を完璧に再現することが必ずしもアニメ化でベストではない、と言うこと。
アニメ化にあたって当然媒体が変われば情報は変わり、特に減ってしまう。さらに言えば、クレイモアのように原作が続いているもののアニメ化となると、アニメなりの終わり方を迎えなきゃいけないわけで、どうしてもそこに改変せざるを得ない部分があるわけで。
それだったら原作の世界観や根幹を変えないレベルで、且つ良いストーリーになるのなら改編も全然OKなのではなかろうか? と言うことです。
実際、原作既読者様のBlogを観るとだいぶ変わっているみたいです。特にリガルド戦以降はオリジナルの展開のようで。まぁ、だからそう言った意味でクレイモアもアニメなりの改変を行っているのだと思うのですが、それにどこまでキャラクターの心理が着いてきているのだろう?と原作未読者の私としては思ってしまうわけで。
クレイモアでは、クレアがラキを大切に思っていることをさんざんオフィーリア編でやってその後もクレアは組織を裏切ってでもラキ探索に当たっていた。もちろん、彼女の中でプリシラへの憎悪はまだまだラキの存在が超えられるものじゃないのかもしれないですが、それにしたってラキと言う存在が空気になり過ぎてるんじゃなかろうか?
そりゃあ、もちろん戦闘シーン以外だとラキを想うシーンはあったのですけど、戦闘シーンメインのクレイモアだと、どうしてもその辺りの印象が薄い。おまけに生死の境目で観る映像がテレサだけって…。ちょっとくらいそこにラキが入ってもいいんじゃなかろうか、と私は思うわけですよ。
これで最終回で、どんな展開になるか分からないですがラキが絡んで来ても「そう言えばいたね」とか「今さら絡むの?」とかそう言う展開になってしまいそう。前々から思ってたけど、もう少しクレアがラキのことを思い返しても良いのではないだろうか(どんな最終回か判りませんが、少なからずラキが絡むなら伏線になり得るはずだし)。
次回はたぶん最終回でしょう(26話ってことは)。
そこでどう言う結末を迎えるのか、クレアに関する戦闘中の心理描写でラキがほとんど絡まなかったことはその結末にとって妥当だったのか、判断したいと思います。
え?プリシラ?
なんか見てて記憶の混乱ぶりが居た堪れないので、スルーと言うことで(マテ まぁ、もともとそう言うキャラじゃないですか? 記憶を失った状態からなのでね。
<MVC>
ジーン
カッコいいよ、ジーン。うん、なんか死亡フラグが無数に立ち始めた気がするけどね( ̄∇ ̄;) でも、男前。自分の命よりも義理を選ぶその精神が、やっぱり好き。ラキがお荷物化してるけど、まぁそこは最終回で頑張ってもらうとして、ジーンには何とか生きてこれからもクレアと一緒に戦って欲しいなぁ…。
次回「受け継ぐ者へ」。 サブタイが嫌な感じだ。ハッピーエンドがない物語だからなぁ…どうなることか。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-834.html
・http://aniotalife.blog99.fc2.com/blog-entry-287.html
・http://blog.livedoor.jp/paprika200502/archives/51208841.html
・http://blog.livedoor.jp/shibachi1/archives/51071128.html
・http://fwp5sxrt.blog101.fc2.com/blog-entry-292.html
・http://kazekura.seesaa.net/article/56038627.html
・http://plaza.rakuten.co.jp/avene/diary/200709190001/
・http://plaza.rakuten.co.jp/yorozucat/diary/200709190000/
・http://raitoningu.at.webry.info/200709/article_15.html
・http://strawcat.blog12.fc2.com/blog-entry-970.html
・http://tilmitt.blog67.fc2.com/blog-entry-591.html
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>誰が為に
これは「自分のために」じゃないですかね。
復讐ってのは自分のためにする行為ですし。
テレサはクレアが復讐する事など望んでいないでしょうから。
>そこでどーしてラキが出て来ないかなぁ
ラキがプラスの存在だからじゃないでしょうか。
復讐というのはマイナスな状態ですから、そういう時にプラスな存在であるラキは浮かばないんじゃないかと思うのですわ。
逆に言えばクレアが「生きたい」というプラスの想いになった場合はラキが浮かぶんじゃないかと。
>原作がたぶんそうなんでしょうけど、ちょっと腑に落ちない
ラキの行動は再登場以来原作から離れてますからねぇ。
それでいてメインの話は原作通りにしているんで、そこら辺でラキは空気状態になっているんじゃないかと(笑)
>原作を完璧に再現することが必ずしもアニメ化でベストではない
理屈としては頷けるんですが、大抵原作よりつまらなくなっているのが問題なんじゃないでしょうか。
面白いものをわざわざ変えたくせにつまらなくしてしまっているのが、改変に対する怒りの素だと思います。
面白ければ文句言う人はほとんどいないでしょうから。