映画『決算! 忠臣蔵』(公式ホームページ)今年の映画納めに選んだのはこの一本。というのも半年以上前に劇場で予告編を観た時からずっと観たいと思っていた。お金の面から忠臣蔵を見直すというのは面白い着眼点だと思ったのだ。ストーリーは、清廉潔白な赤穂藩主・浅野内匠頭は、賄賂大好きな幕府の重臣・吉良上野介に江戸城内で斬りかかり、即日切腹となった。当然、浅野家はお家取り潰し。赤穂藩士たちは徹底抗戦を訴えかける...
映画『屍人荘の殺人』(公式ホームページ)原作はデビュー作ながらミステリ賞を四冠したという人気小説。ストーリーとしては、神紅大学には、良くも悪くも名の知れたコンビがいた。神紅のホームズこと明智恭介と神紅のワトソンこと葉村譲。事件を見つけては首を突っ込む明智と、その助手としてついて回る(一応)常識人の葉村。そんな二人の前に姿を見せたのは、警察の捜査にも協力したことがある正真正銘の女子大生探偵・剣崎比留...
映画『恐怖人形』(公式ホームページ)先週公開したガンプラを観て下さった方はどうして観に行ったか分かるかと思うのですが、一応説明しておくと、ガンプラをネット上に公開する「モデラーズギャラリー」というサイトで、日向坂46をモチーフにガンプラを作られている方と知り合い、一つ作品を協力させていただいたのが縁で観てきました。というのも主演は、その日向坂46の小坂菜緒さんだったから。それ以外の理由は特になく、強い...
ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』(公式ホームページ)ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』を観てきました。ヴァンパイアの存在を信じて疑わない異質な教授・アブロンシウスとその助手・アルフレート。彼らはヴァンパイアの故郷とされる極寒のトランシルヴァニアにフィールドワーク(現地調査)にやってきた最中、猛吹雪にあってしまう。凍死寸前の彼らを救ったのは、その地域の小さな宿屋の夫婦。その地域では「ガ...
映画『ジェミニマン』(公式ホームページ)ウィル・スミス主演。超一流ながら老いには勝てないベテランスナイパーが引退を決意すると、とある内情を知ったそのスナイパーを始末しようと送られた暗殺者はそのベテランスナイパーの若い頃の姿をした青年――クローンだった、というもの。いろいろ調べると映画の企画そのものは1990年代に出たものらしく、観終えて「なるほど」と思う内容。良く言えば懐かしく、悪く言えば古めかしい。確...
映画『フット・ザ・ビギニング』(公式ホームページ)『ロビン・フッド』を題材にした作品。そもそも『ロビン・フッド』に関する作品を全く知らないので、実は鑑賞後にあれこれ調べてマリアンらが比較的新しい年代に取り入れられたキャラだとか、そういった要素も初めて知ったわけだけど。だから、そういった大本というか、ずっとあり続ける『ロビン・フッド』物語を知らない者の感想だということを前提に読んでいただけるとありが...
映画『HELLO WORLD』観るべきかどうか悩んで、レビュー評価が悪くなかったので決心。『天気の子』もそうだし、今年はオリジナルアニメ映画の年なのかもしれない。物語は、京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。 「頼む、力を...
映画『アド・アストラ』(公式ホームページ)太陽系を舞台とした近未来SF作品。物語は、火星圏にまで人類の足が伸びた時代。ロイ・マクブライドは、常に沈着冷静で動揺せず任務のためならば私生活をも犠牲にするストイックな姿勢が評価され、アメリカ宇宙軍で宇宙飛行士となっていた。彼は、20年前に地球外生命体の調査・発見のため一大プロジェクトの責任者として海王星へ旅立ちながらその後消息不明となった、「最も勲章をもらっ...
映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(公式ホームページ)フィクションではあるが、実話を元にしているフィクション。「事実は小説より奇なり」とは良く言ったものであり、それを如実に示している作品の一つのようだ。構想は監督である蜷川実花さんが抱いていたとも。蜷川さんがメガホンを取った作品は今夏、『Diner』を観ていて期待三割、不安七割といったところだった(笑さて、本作であるが、酒、たばこ、女に溺れ自堕落な生...
映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』(公式ホームページ)原作未読、アニメ視聴済みでいざ映画館へ。率直な感想としては、「花火イベントで終わらせとけばなぁ」というところ。原作を読んでいないので全て原作通りなのか、映画オリジナルが入っているのかは分からなないが、生徒会選挙は蛇足だった感が強い。というのも、生徒会選挙をやるために尺を取ったせいで、この作品最大の盛り上がりの一つと言っても過言...