有頂天家族2 総評 京都には人間と狸と天狗が暮らしている。狸の矢三郎は、師匠である大天狗の赤玉先生の世話をするため、ボロアパートに通う日々を送っていた。そんなある日、矢三郎はツチノコを探しに弟の矢四郎と如意ヶ嶽山中へ繰り出すのだが……。(公式ホームページ1話より)そんな『有頂天家族2』の私の評価ですが...Aです。(SS、S、A~Dの評価)では、詳細は続きをどうぞ。...
有頂天家族 総評 京都には人間と狸と天狗が暮らしている。下鴨神社、糺ノ森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父・総一郎はある日、何の前触れもなく狸鍋にされたのだが、その経緯は今もなぞに包まれていた。 残された四兄弟のなかでも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎は、生真面目だが土壇場に弱い長兄・矢一郎、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・矢二郎、臆病ですぐに尻尾を出す末弟・矢四郎、そしてタカ...
[終]有頂天家族 第13話『有頂天家族』≪あらすじ≫仙酔楼の座敷では金曜倶楽部による狸鍋の準備が整い、檻に入れられた狸が運ばれていく。一方、別の座敷では狸の頭領・偽右衛門を決める会議が開かれ、居並ぶ狸たちを前に罠を脱した矢一郞と早雲が正面から衝突していた。ふてぶてしい態度を崩さない早雲に、ついに矢一郎の堪忍袋の緒が切れる。狸と天狗と人間の三つ巴で繰り広げられる波乱万丈の物語、その結末やいかに!(公式HP ...
有頂天家族 第12話『偽叡山電車』≪あらすじ≫矢四郎は、海星から家族の危機を知らされるが、為す術もない。土砂降りの雨の中、たった一人残された矢四郎の脳裏に響くのは、金閣の「あんなやつ、放っておけばいい。なんの役に立たないもの」という言葉。意を決して駆けだした矢四郎が向かったのは、蛙となった兄・矢二郎がいる六道珍皇寺。一方、金閣・銀閣の罠に陥った矢三郎は檻の中で尾羽打ち枯らしていた。絶体絶命の矢三郎に起...
有頂天家族 第11話『捲土重来』≪あらすじ≫父・総一郎が狸鍋となった真相を知った矢三郎だったが、そのとき既に、張り巡らされた陰謀により矢一郎と母は囚われの身となっており、包囲網は矢三郎にも迫っていた。弁天のおかげでなんとか窮地を脱した矢三郎は、二人を救うために行動を始めるが、それは矢三郎をさらなる窮地へと追い込むことになってしまう。一方、金曜倶楽部では、着々と忘年会恒例の狸鍋の準備が進んでいた。どうな...
有頂天家族 第10話『夷川早雲の暗躍』≪あらすじ≫狸界の頭領・偽右衛門が決まる日がやってきた。奇しくも偽右衛門だった矢三郎たちの父・総一郎の命日であり、毎年狸鍋が振る舞われる金曜倶楽部の忘年会当日でもある。偉大な父の跡目を継ごうと奮闘する矢一郎と、策謀を巡らせる早雲のどちらが偽右衛門となるのか。祝勝会の準備を整え、朗報を待つ下鴨家に、突如暗雲が立ち込める。(公式HP 各話あらすじより抜粋)≪感想≫あらすじ...
有頂天家族 第9話『夷川の娘・海星』≪あらすじ≫長きにわたって対立してきた下鴨家と夷川家。狸界の頭領・偽右衛門だった下鴨総一郎の後継を巡り、下鴨家の長男・矢一郞と夷川家の当主・早雲は、今改めて偽右衛門選挙の場で衝突しようとしていた。雌雄を決する長老たちの御前会議に、赤玉先生の立ち会いをお願いしようとするが、赤玉先生は駄々をこねて出席を承諾しない。説得のため、矢三郎に白羽の矢が立つ。(公式HP 各話あらす...
有頂天家族 第8話『父の発つ日』≪あらすじ≫金閣と銀閣に告げられた事実を確かめるため、矢一郎と矢三郎は矢二郎のいる六道珍皇寺の井戸を訪れる。父・総一郎はなぜ狸鍋になったのか。なぜ矢二郎は蛙となって井戸に篭ることを選んだのか。矢二郎の思わぬ告白は、矢一郎と矢三郎に衝撃を与える。そして矢三郎は、総一郎の死について赤玉先生よりさらに新たな事実を告げられるのだった。(公式HP 各話あらすじより抜粋)≪感想≫相変わ...
有頂天家族 第7話『銭湯の掟』≪あらすじ≫矢三郎が弁天から逃げ回っていた間、大の風呂嫌いである赤玉先生をなんとか風呂に連れ出そうとして失敗した矢四郎に泣きつかれた矢三郎は、いつもの口論の挙げ句、なんとか赤玉先生を銭湯に連れて行くことになる。駆り出された矢一郎を交えた一行を銭湯で待ち受けていたのは、偽右衛門選挙を前に暗躍する金閣と銀閣だった。(公式HP 各話あらすじより抜粋)≪感想≫冒頭こそ紅葉狩りの余韻を...
有頂天家族 第6話『紅葉狩り』≪あらすじ≫金曜倶楽部を抜け出した弁天に連れられて、矢三郎と淀川教授は夜の屋上で紅葉狩りを楽しむ。酔って寝てしまった淀川教授を矢三郎に託し、弁天は消えてしまうが、やがて目を覚ました淀川教授は、「喰うということは愛するということだ。」という持論を矢三郎に説き始める。そして淀川教授は、矢三郎の父・総一郎が狸鍋になった金曜倶楽部の忘年会での不思議な出来事を矢三郎に語り始めるの...