有頂天家族 第5話『金曜倶楽部』≪あらすじ≫七人の食通からなる「金曜倶楽部」。彼らは、忘年会に狸鍋を食べるが故に、狸の天敵であった。矢三郎たちの父、総一郎もまた、金曜倶楽部の鍋となったのである。そして弁天は、金曜倶楽部の一員であった。その弁天が、矢三郎を探している。五山の送り火の夜、弁天から借りた空飛ぶ奥座敷を壊してしまった矢三郎は金曜倶楽部で芸をしなくてはならなかったのだ。逃げ回っていた矢三郎だが...
有頂天家族 第4話『大文字納涼船合戦』≪あらすじ≫矢三郎が弁天から借り受けた空飛ぶ奥座敷。空へと舞い上がった奥座敷で五山の送り火を楽しむ納涼会が始まった。上座に座る赤玉先生。亡き父総一郎に倣って矢一郞は布袋の姿に化けている。そしていつも通りの矢三郎と、はしゃいで濡れ縁をうろうろする矢四郎。それを見守る母。そこに大型船に乗った夷川家がやってきた。夏の夜空に一触即発の緊張感が漂う。(公式HP 各話あらすじよ...
有頂天家族 第3話『薬師坊の奥座敷』≪あらすじ≫京の夏の風物詩、五山の送り火が近づいてきた。浮かれる人間どもに調子を合わせ、狸たちもまた夏の夜空でどんちゃん騒ぎをする。そのためには空飛ぶ納涼船が必要。下鴨家では、矢一郞がその手配に奔走していたが、口惜しくもその計画は頓挫。矢三郎は、矢一郞から頭を下げて、納涼船の手配を頼まれる。かくして矢三郎は、矢四郎とともに赤玉先生の元を訪ねるのだったが……。(公式HP ...
有頂天家族 第2話『母と雷神様』≪あらすじ≫ビリヤードに興じるタカラヅカ風の美青年・黒服の王子。その正体は、下鴨家の母であった。母に頼まれた矢三郎は珍皇寺の井戸に、蛙となった兄・矢二郎を訪ねる。最近、矢二郎を長兄・矢一郞が訪ねてきたという。「俺はこの頃、兄さんがつくづく可哀想になるんだ」と語る矢二郎。雷雲が迫る中、矢三郎は、ライバル夷川家の偽電気ブラン工場で働く末弟の矢四郎のもとへ向かう。そのころ矢...
[新]有頂天家族 第1話『納涼床の女神』≪あらすじ≫京都には人間と狸と天狗が暮らしている。下鴨神社、糺ノ森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父・総一郎はある日、何の前触れもなく狸鍋にされたのだが、その経緯は今もなぞに包まれていた。 残された四兄弟のなかでも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎は、生真面目だが土壇場に弱い長兄・矢一郎、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・矢二郎、臆病ですぐに尻尾...