それでも町は廻っている 総評 下町の丸子商店街で生まれ育った女子高生・嵐山歩鳥。何かとドタバタ騒動を起こす彼女だが、小さい頃からお世話になっていた喫茶店のマスター・ウキが突如として「巷で流行っているから」という理由だけで始めた形だけのメイド喫茶でバイトをすることに。彼女を中心に親友・たっつんや幼馴染・真田、先輩の紺双葉、担任の数学教師・森秋を巻き込んで繰り広げられるドタバタコメディライフwそんなそれ...
それでも町は廻っている 第12話(最終話)『それ町』≪あらすじ≫入学祝にもらった万年筆に、なんと虫眼鏡を接着してしまうと言う横暴に出ていた歩鳥。その万年筆が超高級品とも知らず、さらに夏休みになったらインクを入れ替えるために差し出さないといけないという事態に。まさかの展開に歩鳥は、万年筆代を稼ごうとしてミステリー雑誌に作品を応募するが、(当然だが)まさかの一次選考落ち。そのショックでうずくまる歩鳥の前に...
それでも町は廻っている 第11話『紺先輩号泣の夏』≪あらすじ≫歩鳥の父・歩の朝の日常と、夏休み某日の歩鳥の日常と、嵐山家の犬?のジョセフィーヌの日常。ある日、夏休みと言うことで、歩鳥は紺先輩と一緒に海に行くことに。歩鳥のいない今がチャンスと、たっつんは目を光らせるが。≪感想≫ここ数話、SFチックだったり、映像で魅せたりと言う回が続いたわけだが、最終話を前にして原点回帰したような印象である。ぶっちゃけると感...
それでも町は廻っている 第10話『穴ツッコミじいさん』≪あらすじ≫近所の空き地に突如空いた穴。しかもそれは、周囲の建物や看板にまで及んでおり、まるで球形に空間ごと削られたような穴だった。ニュースになるほどの事件だが、どう言うわけかこの手の奇怪な事件にいつもなら興味津々の歩鳥は乗り気ではないらしい。それを見抜いた紺先輩は――磯端善治。ウキの夫だった彼が亡くなって早十年。天国に召された……かに思われた善治だっ...
それでも町は廻っている 第9話『激突!大人買い計画』≪あらすじ≫学校の体育のテスト。男子はバスケット、女子は跳び箱。テストの終わった女子は卓球で時間を潰すことになっていたのだが、そこで中学時代同じ学校でエース同士だったたっつんと春江が勝負をすることに……静は謎のお菓子を手に入れる。それがどんなものなのか調べるが、包装紙に書かれていた製造会社の住所や電話番号は全て実在していなくて……≪感想≫AパートBパート共...
それでも町は廻っている 第8話『全自動楽団』≪あらすじ≫突然のゲリラ豪雨に見舞われた歩鳥たち。たまたま雨宿りで立ち寄ったコインランドリーには、なかなか面白い自販機が鎮座しているではないか! 身体が冷えた歩鳥は、たっつん、紺先輩を誘って珍しいうどんの自販機からチャレンジしていく……文化祭、紺先輩は抽選で野外ステージ使用権を獲得した。紺先輩は、歩鳥、たっつん、春江でバンドを組むと言いだす。巧く騙して春江を...
それでも町は廻っている 第7話『愛のナイトウ飛行』≪あらすじ≫遅刻常連の歩鳥。『嵐山』の名字のせいで、いつも出席番号一番でタッチの差で遅刻することも多い。ある日、珍しくギリギリの歩鳥が、普通に登校している真田と同じバスで学校に行くことになったのだが―――寝る前に、工作の材料で必要だったとは言え栄養ドリンク一本を飲みほして眠れなくなった歩鳥の弟・タケル。そんな弟を連れて歩鳥は、夜の散歩に出かける―――≪感想≫...
それでも町は廻っている 第6話『パンドラメイドサービス』≪あらすじ≫トシ子の誕生日パーティをシーサイドですることになった。真田や、双葉先輩も一緒に呼ばれて、パーティが全部終わった後、それぞれの誕生日の話題になって―――ある日、双葉先輩が風邪でダウン。トシ子は、一人暮らしの双葉の為に見舞うことになったのだが、その前に歩鳥と一緒に情報科目の課題をクリアしないといけない。そこでパソコンのある真田家に行くことに...
それでも町は廻っている 第5話『実に微妙な辰野トシ子』≪あらすじ≫辰野トシ子は、映画の試写会チケットをゲット。これを使って愛しの真田をデートに誘おうとするのだが、中々うまく行かなくて―――歩鳥の弟・タケルは、クラスで何かと目を付けてくる女子・伊勢崎さんから、日曜日に遊びにくいく、と言う手紙をなぜか授業中に貰う。そして日曜日、本当に遊びに来た伊勢崎さんに―――≪感想≫辰野トシ子の実力ある意味、天然爆走娘である...
それでも町は廻っている 第4話『呪いの方程式』≪あらすじ≫森秋先生に事あるごとに呼び出される歩鳥。もちろん、それはあり得ないような理由で遅刻してきたり、本試・追試の両方で0点を取ったりする歩鳥に原因があるわけだが、朝の占いを信じてやまない歩鳥はこれこそが運命の出会いだと改めて確信する。ただ、実際には数学の補修。そんな生易しいものではない。一方で、森秋先生も歩鳥を宿敵視していた。悉く数学の授業や自分の話...