ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 総評 隣国との戦争がようやく講和会議へと入ったヘルベチア共和国セーズと言う領土端の時告げ峠駐屯第1121小隊に配属となった少女・カナタ。彼女は、幼い頃に見たラッパ吹きの女性に憧れて、音楽を習うことが出来る軍に入ったと言う異色の少女だった。お姉さんのような小隊長フィリシア、同年代の元気印クレハ、寡黙で知的なノエル、そして自分の教育係となってくれた男勝りで勇敢なリオ個性豊かで、それでも...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第12話(最終話)『蒼穹ニ響ケ』≪あらすじ≫アーイシャをローマ軍の目の前で虐殺することで、戦争への足がかりにしたいホプキンズ大佐。戦争がしたい彼を止めるべく、フィリシアは迷いを振り切り銃口を向けた。一方、かつての細菌兵器を蘇らせ、『見えない死神』を造り出してしまったトラウマに憔悴するノエル。そんな彼女に救いの手を述べたのは、『見えない死神』の標的となったローマ軍のアーイシャだった。...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第11話『来訪者・燃ユル雪原』≪あらすじ≫リオが旅立った1121小隊。東部国境沿いの敵軍が進軍を開始したと言う不穏な噂まで耳にする中、カナタたちは敵であるローマ軍の尖兵・アーイシャを捕虜とする。凍傷になりかかっていた彼女を救ったは良いが、それを中央本部へ申告するかどうかで悩むフィリシア。そんな中、砦を接収した第9独立部隊。時を同じくしてノーマンズランドから大部隊を率いて進軍を開始したロ...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第10話『旅立チ・初雪ノ頃』≪あらすじ≫カナタがセーズに来て半年。リオは、この街を、部隊を、仲間たちから離れたくないと願いながらも、東部国境の敵軍が動き出したと言う情報を知る。真っ白な初雪の降る中、リオは一つの決断を迫られる―――。≪感想≫予想通り、リオ旅立ちのお話。まぁ、そういう布石を配置しているだけに、回収しないわけにはいかいないでしょうからねぇ。いたしかたない展開でもあるのかな。...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第9話『台風一過・虚像ト実像』≪あらすじ≫どこか様子のおかしいリオ。それをいち早く察するカナタだったが、クレハが憧れる奇跡の人・クラウスの来訪と台風の襲来によって、事態は全く予想していなかった展開へと傾く。教会の孤児・セイヤが台風の暴風雨の中、行方が解らなくなってしまったのだ。クレハとクラウスは、共にセイヤを探し出すことに成功したが、大雨で地盤が緩み、増水する川の近くに取り残され...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第8話『電話番・緊急事態ヲ宣言ス』≪あらすじ≫本部との唯一の通信回線である電話。ただし、それは全くと言っていいほど使われることのないものであった。非常時に使えないと困るため半年に一度、試験運用を行っているが、今回その電話番の任務にカナタ自ら名乗りを上げる。電話で会話をしたことがないカナタは意気揚々と電話番に臨むのだが、フィリシアとクレハは急務で、リオは商会ギルドの集会に顔を出すた...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第7話『蝉時雨・精霊流シ』≪あらすじ≫季節は夏を迎え、セーズでは灯籠を流し死者の魂を慰める“フィーエスタ・デュ・ルミエール”が近づく。カナタは、それを“お盆”と呼んで、キュウリやナスを馬に見立てた人形を作ったりして死者の魂を“ご先祖様”と肯定する一方で、クレハは“お化け”としてそれを否定する。そんな中、フィリシアの記憶は過去へと飛ぶ。戦争によって喪った大切な仲間たち、自分だけが生き残った...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第6話+アニソンぷらす特集『彼方ノ休日・髪結イ』≪あらすじ≫訓練期間の一カ月が過ぎ、初めて給金を手にしたカナタ。同時に初の休暇も得たカナタは、故郷の家族へのお土産と自分へのご褒美を買うために街へと繰り出す。そこで出会ったのは、教会の孤児院にいるミシオと言う女の子だったのだが……。一方、カナタが出掛けた第1121小隊のメンバーは、古くから裏で引き継がれてきたアルコールの密売を開始する。戦争...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第5話『山踏ミ・世界ノ果テ』≪あらすじ≫フィリシアから『遠足』の名目で告げられた、今は放置された過去の遺物と化した監視装置の稼働状態を確かめる『任務』。物凄い重量の荷物を背負わされ、コンパス片手に三か所の監視装置へと向かうカナタ・クレハ・ノエル。そして、そんな後輩たちを見送るフィリシアとリオ。カナタたちはあまりの過酷さに、任務の途中で思わず水浴びをしてしまうが、その隙をついて見守...
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第4話『梅雨ノ空・瑠璃ノ虹』≪あらすじ≫ノエルと共に街に物資調達へ向かうことになったカナタ。始めてのノエルと二人っきりの任務に少しだけ緊張しながらも、ノエルの博識さに感心しながら物資の調達を行っていく。カナタが街に来て最初に逢ったナオミさんとの再会、戦争孤児が抱える兵士と言う存在に対する闇を感じさせられながらも、二人が最後にやってきたのはガラス工房。そこでは、タケミカヅチの部品に...