CANAAN 総評 鉄の闘争代行人カナンは五感全てがほかの感覚と連動する共感覚の持ち主にして、驚異の戦闘力を持つ少女。その頃、テロ組織「蛇」の実質的なリーダー・アルファルドは、部下のリャンとカミングスに救出され、再び「蛇」のリーダーとして動き出す。一方、カメラマンを目指し上海を訪れたのはカナンの友人・大沢マリア。上海で再会したカナンとマリアだったが、二人にはすでに「蛇」の魔の手が迫っていた。致死性の高いU...
CANAAN 第13話(最終話)『キボウノチ』希望の地(カナン)。同じ名を持つ二人の少女は、互いの信念をかけて最後の勝負に挑む。大沢マリアを爆死させることでカナンの動揺を誘うアルファルド。しかし、カナンは「マリアは生きている」と信じ抜き、その心に動揺はない。至近距離からの銃弾さえ躱し、アルファルドの奥底さえ見透かすような眼差しで見つめた時、カナンはアルファルドの“実態”を掴む―――。<感想>アクションシーンあ...
CANAAN 第12話『忌殺劣者(きせつれっしゃ)』車の故障でカナン、マリア、ユンユンだけが先に列車で上海へ帰ることとなった。その列車の中で響いた銃声で、カナンはふいに昔を思い出す。アルファルドによって殺されたシャム。列車の奏でる定期的な揺れと音、血と硝煙の匂い。現場へと急行するカナンは、そこでアルファルドのせいで死んだと考えている亡霊たちと邂逅する。一方、その場に残ったマリアは再度アルファルドと対峙する...
CANAAN 第11話『彼女添(シーソー)』凍結処理されたカナンに似た共感覚実験台のボナー。そこで夏目と邂逅したアルファルドは、ボナーの実験データを手渡す。そのことで夏目は目的を果たし、米軍に対してテロ組織アジトとしてファクトリーの制圧作戦を要求する。動き出す米軍。時間のない中で、カナンはマリアたちに戻るよう指示すると自らは再びファクトリーへと戻る。一方、ファクトリーでは完全に精神状態を逸脱してしまったリ...
CANAAN 第10話『想執』全ての始まりとなった地・フラワーガーデン計画の中枢足るファクトリーに到着したカナンたち。カナンたちは、危険に備えマリアとユンユンを残して施設へと入る。そこでハッコーはひとり、モニター越しにリャン・チーと再会する。UAウイルスによって共感覚を進化させた化け物・カナン。第二のカナンを作るためだけに犠牲になったハッコーたち。リャンにカナンを討つように誘われるがそれを断るハッコー。逆に...
CANAAN 第9話『過去話』消えた村へと向かうカナンたち。そこで出会ったユンユンは、自分の命をつなぐための薬の数がもう限られていることを明かす。死を覚悟して、生まれ育った村で朽ち果てることを望むユンユンを叱咤し、消えた村へ向かう。しかし、アルファルドへの異常な愛とカナンへの異常な敵意を抱いたリャンがカナンたちに迫る。一方、アルファルドもリャン始末のために動き出し、リャンが操縦するヘリへ機銃を発射するの...
CANAAN 第8話『乞』対テロ国際会議場への爆撃阻止のため、共感覚を酷使したカナン。マリアの前で倒れた彼女は病院に運び込まれていた。病室で目を覚ましたカナン。ほぼ無傷の彼女だったが、共感覚によって得ていた色彩感覚を喪っていた。今まで自然と依存してきた共感覚による「色」の喪失に戸惑うカナンに、マリアは自分がカナンに依存してきた事実を告白する。一方、消えた村を追う実はサンタナ・ハッコー、さらにマリアとカナ...
CANAAN 第7話『墓標』上海の対テロ国際会議場に閉じ込められた大統領始め各国要人たち。合衆国はその武力を以て早期解決を図るが、すでに要人たちはUAウイルスに感染してしまっていた。空気感染するUAウイルス感染者への対処は、大沢製薬が開発に成功した抗ウイルス剤を打つか、完全な熱処理―――つまり人質ごとUAウイルスの焼却しかない。合衆国はマリアの父・ケンジに協力を依頼。ケンジもマリア救出のため同意するが、合衆国が確...
CANAAN 第6話『LOVE&PIECE』上海で行われる対テロ国際会議。なぜか、その会場へのパスポートがマリアたちの下へ送られてきた。御法川は、消えた村の調査を優先し、対テロ国際会議場へはマリアが向かうことになった。しかし、皮肉にも新たなテロの対象となった会議場。マリアはカナンを呼び出すための“餌”としてリャンに利用されるのだが、アルファルドのマリアに対する考えは異なっていて―――。<感想>マリアメインですね。メチャ...
CANAAN 第5話『灯ダチ』ユンユンと知り合ったマリア。しかし、ユンユンは彼女とカナンを狙う「蛇」の下層構成員だった。チャン・チーから刺し違えてでもカナンを討つことを―――つまり、死を強要されたユンユン。意を決して任務の舞台へと潜入するが、その隣にはカナンがすでにいて―――。<感想>コメディとシリアスが複雑に絡み合った印象的な一話。ユンユンメインだったためか、全体としてコメディなんだけど部分部分はしっかりと...