ガンダムビルドダイバーズ 第24話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ガンダムビルドダイバーズ]
『決戦』
≪あらすじ≫
第二次有志連合戦も佳境に突入し、遂にリクとクジョウ・キョウヤが相まみえる。目標としていたチャンピオンとかつて交わした約束を思いだし、迷いを見せるリク。しかし、キョウヤはあくまで1人のダイバーとしてリクに厳しい言葉をかける。
(公式HP あらすじ 24話より抜粋)
2018.09.19.20:00
あらすじの訂正、追記をしています。
≪感想≫
好き
シンプルに読み解けば、今回はそれだけが視聴者へのメッセージなのだろう。いや、「今回は」というよりも「本作は」といった方が正しいか。
ガンプラバトルが好き、ガンプラが好き、GBNが好き――そして、サラが好き。
だからGBNもサラも諦めない。リクの言葉はそのままこれを見てくれているKID層や小中学生たちへのメッセージだ。これから先、少年少女たちの未来には多くの壁やハードルが待ち構えていることだろう。それを前に、まずは「自分が好きだと言えるもの」を見つけて欲しい。そして、それがタイミングよく見つかった時にはそれを好きだという自分を好きになって欲しいし、その好きという気持ちを貫く気持ちとそんな自分を好きになって欲しい。
世界を敵に回してでも――というと少し大げさだけど、それくらいの好きと言う気持ちをもって突き進めばきっとそこに未来はあるのだと信じて欲しい。挫折したとしても、その気持ちを貫いた自分を褒めてあげて欲しい。
シンプルに言えば、本当に今回はそれだけなんだろうな、って。
ビルドダイバーズ側のみんなはカッコよかったよ、今回。リクは言うまでもなく「世界の一つや二つ救って見せる」といったオーガ、「助けに来たぜ」とシンプルなドージ、サラに背中を押されたビルドダイバーズの面々、彼女と触れ合ったタイガーウルフの「(誰かの犠牲の上に成り立つゲームなんて)ログインするたびに彼女の顔がチラついて楽しめない」、シャフリヤールの「ゲーマーならトゥルーエンドを目指すべき」、そして「遊びじゃない」というロンメルに「遊びよ」とゲームの本質を突きつけるマギー。
カッコよかった。うん、それでいいんじゃないかな。
と言いつつ、大人として苦言を呈するべきところは一応書いておかないと、とも(笑 もちろん改善案も。
1.GBNの総意を
真っ先に想ったのはそういうことだった。総意が足りない。有志連合という一部のトップランカーと、一フォースのぶつかり合いで世界の命運が決まるというのはさすがにどうかな、と。大多数のダイバーたちがその真相を知らないならそれでも良かったかもしれない。けれど、運営が公言してしまったからみんな知っているのだ。
今回もコーラサワー(モブ)含めてリクの想いを耳にしていた。次回最終回にレイドボス相手に出てくる可能性もあるが、そこで出てきてもなぁ、と。GBNの世界と、自分たちのガンプラを好きだという想いの蓄積で生み出したサラという電子生命体。どちらが大事だと思うのか。一人一人のダイバーたちが、一つ一つのフォースたちが選んでも良かったんじゃないだろうか。
例えば、リクらの演説を聞いてオーガ達だけではなくバトルフィールドに次々とビルドダイバーズを支援する名もなきダイバーたちが出現し、さらに有志連合からもリク側へと考えを変えた者たちが続出し、GBNの世界に固執するのがチャンピオンとロンメルと運営だけになるくらいの展開はオーバー演出気味ではあるけどあっても良かったのかな、と想う。それを前にすればチャンピオンらの敗北もまた支援と受け入れざるを得ないものとなっただろう。
2.運営……
ちょっと待てよお前(苦笑 チャンピオンの敗北を前にあっさりそれを受け入れ過ぎだろう。うーん、都合が良いキャラに仕立てすぎ。もう少しスタッフは運営に意志を持たせて欲しかった。
あのフォースでは運営の権限が足りないのかもしれないが(そもそもそれはどうなのよ?)……。
3.ロンメルの弱さ
智将と呼ばれたロンメル。彼が論戦で負けてはダメだろう。
「GBNでしか生きられない者もいる」⇒「サラ以上にGBNでしか生きられない者はいるの?」
「一千万以上のダイバーの人生の一部が消える」⇒「人生の一部どころかサラは人生そのものが消える」
「(GBNは)遊びじゃない」⇒「GBNは遊び。運営も『たかがガンプラバトル』と言っているくらいに」
これじゃダメだろ、さすがに。
ぶっちゃけた話、ロンメルに主人公や視聴者が理屈の上では論破されるような展開で良かった気がする。『SEED』がそうだったようにラスボスに論理的に言い負かされたとしても、それでも守りたい者や世界があるのだと。
4.チャンピオンの威厳は保てた?
そもそも保つ必要がこの程度のチャンピオンにあったのか、とも思うが。
リクだけでは勝てずオーガとの緊急ペアでの勝利。2対1というのは一応、チャンピオンとしての面目は保てたのか? ただリクもオーガも新進気鋭で急上昇中のダイバーとはいえ、長年トップランカーとしての地位や名誉があるダイバーではないので、そんな若手ダイバーに二人がかり程度で負けるのは、ちょっと威厳は保ててない気もするが。
そもそも、チャンピオンが世界にもサラにも「逃げ」てる時点でダメか。これで潔く敗北をきっかけにGBNを卒業・引退すると言い出すならまだアレかもしれないが、少なくとも次回は出ることがユッキーらに明言されてるしなぁ……。
追記)
そもそもAGE-2でFXバースト出来ちゃうのはどうなんだろうか…。それってエクシアでTRANS-AMバーストやっちゃうとかそういうレベルなんじゃ。AGE-2にもっとFX要素を組み込めば違うんだろうけど、せいぜいファンネル有無くらいじゃ…。
あと思ったのは結局、瞬間的なリミッター解除に頼るというのもどうかと思った。主人公はTRANS-AM、敵役はFXバースト。結局、GBNのガンプラバトルもベースとなるガンプラの元ネタの特殊システム次第というのは夢がないな、と。リクがトランザムインフィニティを使ってもAGE-2の通常状態で圧倒するくらいのチャンピオンじゃないと存在価値がないような気もした。
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ただ、このテーマを表現するに、わざわざチャンピオン達と運営を悪役にする必要があるのちょっと疑問に思えます。
普通にサラの情報が外側にばれて、スパイなどに拉致されて、リクが人脈をフル使いチャンピオンと運営の手を借りてサラ奪還作戦を行えばいいではないか?と思います。
そうすればチャンピオンたちのイメージダウンもありませんのに…悪役されたチャンピオンと運営色々不憫です