ガンダムビルドダイバーズ 第3話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ガンダムビルドダイバーズ]
『守る者』
≪あらすじ≫
ガンプラフォーストーナメントの激闘を目の当たりにして、改めてチャンピオンへの強い憧れを再確認したリク。ユキオと共に、それぞれが用意した新たな武器を試そうとする。そんな2人に感化されたモモカは、ついにGBNの参加を決意。ディメンションにダイブした3人は、キョウヤと名乗る青年ダイバーから連戦ミッションの協力を求められた。
(公式HP あらすじ 3話より抜粋)
≪感想≫
いろいろな見方や捉え方が出来るだろう3話。私は敢えてその中で、チャンピオン側の視点にスポットライトを当ててみたい。
いきなりメタな話だがチャンピオンは、リクの理想像としてとにかく描かれる。それは、低年齢層をターゲットとしたアニメにおいて常套策の一つといって良いだろう。主人公である少年には絶対的に憧れ、そしていつか追いつき、追い抜かなければならない先人がいるというのはド定番だ。チャンピオンであるクジョウ・キョウヤは本作においてその役目を与えられたキャラクターであり、現時点においてその役目をこれ以上なく全うしている。
さて、本編だがチャンピオンはおそらくリクを高く買っている。それは間違いないだろう。別にそれは主人公だから、というわけだけではない。チャンピオンが観たのは、リクが持っていた資質の二つだと私は考えている。
一つ目は、【飽くなき向上心】だ。
アバンで0話の映像が流れていたが、そこでチャンピオンが自ら「チャンピオンになっても、まだ足りない!」と語っている。彼はビルダーではあるが根っからのファイター気質のようだ(前作までのメイジンのように)。勝利至上主義ではないが、あくまでGBNがバトル空間だと認識しているタイプの一人だと私は考える。もちろん、チャンピオンは、それ以外のモノ(人々との交流や出会い、それを経てのGBNというバトル以外を含めた空間自体への愛着)もあるにはあるけれど、彼が最も輝いている瞬間がバトルしているシーンである以上、それは自他ともに認めることだろう。
そんな自分と似た部分をおそらくチャンピオンはリクに見い出している。それはリクがミッション(ステージ)ごとに違う武器を使っていたことから感じていたことだ。リクとしては自分のバトルスタイルと、機体の相性とを考えながら各ステージで武器を使い分けてベストを探していた。おそらくチャンピオンにも類似した過去があったのだろう。GBNが楽しく、楽しいから勝ちたくて、強くなりたくて、自分や自分が愛用している機体にベストな武器や戦い方を模索している。そんな姿が若き頃の自分にダブったに違いない。
まして戦闘後、「自分もあなたと戦えますか!」と真っ直ぐぶつけてくる後輩に対して喜ばない先輩はいないだろう。
二つ目は、【公平性】だ。
おそらくチャンピオンが最も高くリクを買ったのは、彼が「TRANS-AMを使わずに強くなりたい」と口にしたところであることは間違いないと思っている。TRANS-AMは劇薬だ。原作セカンドシーズン以降は、TRANS-AM使用後のデメリットというのは大幅に緩和されたが、ファーストシーズンの頃にTRANS-AMは使用後の粒子不足というのが決定的な欠陥となっていた。
その在り方は、マスダイバーという下級ランカーや初心者を中心に蔓延しつつあるマスダイバーというものに類似している。作り込みや自らの技量に関係なく高い性能を得られるが、その力に振り回され時に愛すべきガンプラすら自壊してしまうマスダイバーという違法パッチ。大きなメリットと、実はそれに見合うデメリットがあるというものはTRANS-AMに似た性質がある。
しかし、リクはその使用を現時点では否定している。もちろん、将来的にはリク自身がしっかりと強くなって、ビルダーとしても相応しい技量を身に付けた暁にはTRANS-AMが解禁されて使うことがあるだろうが、リクが瞬間的に強くなれば(その結果としてその時だけ勝てれば)それで良いという考えではないというところに、チャンピオンは最も共感し、最も買ったのだと思う。
そんなリクに対して示したのは、チャンピオンたる自分の絶対的な強さである。初心者ミッションに相応しくないカスタマイズがされたバグのデビルガンダムに対して絶対的な力によって一刀のもとに両断して見せた。
リクやユッキーに示したチャンピオンたる絶対的な強さ。それは彼らの憧れをより強くするだろうし、実はネット公開されただけの0話を知らない視聴者に対する憧れの植え付けでもある。案外これがメタな部分では大切なことだったとも考えている。
3話にしてチャンピオン登場、主人公との邂逅というのは大きな意味があった展開だ。その絶対的な強さ、だましたことをチャンピオンでありながら初心者のリクに頭を下げられる素直にして強さに溺れるだけではない崇高な精神。そしていずれ主人公が超えるべき壁。
それを視聴者としてしっかりと認知するということは、今後の物語においてこの上なく大切なことだし、だからこそ3話という序盤にこの話を持ってきたのではないだろうか。
しかしあの活躍を魅せられるとAGE-IIマグナムのガンプラ作りたくなるな(笑
以下、ネタ。
・アバンは0話
・良く分からないんだけどGBNって感覚ないはずだよね?(笑 なのに肉球の感触とはこれいかにw あるいは課金やポイント制で感覚解放とかあるのか?
・ガンプラ直し終わったってどういうこと? GBNってガンプラをスキャンしてそれを仮想空間に投影してるんでしょ? 仮想空間のダメージが現実に反映されるなんて、スキャンしたデータを仮想空間で動かす以上の超技術になっちゃうけど…
・マギーがピンクハロの正体が女の子と分かったってことは、マギー=ナナミ説は濃厚?(ハロだけじゃ性別区別がつくわけがない。つまり、ダイブ前の本人をマギーは知っていた?)
・チャンピオン擬態の仮面が嫌いw クルーゼっぽいからゼクスっぽくしてほしかった(マテコラ
・ダークハウンドマグナム、こいつ隠す気ねぇなと思ったら、外装だったのか。妙に納得。っていうか、外装本当に1~2mm程度だったんだろうな。それってチャンピオン、ビルダーとしても長技術なんじゃ…
・ユッキー、新武器は通常ライフルとガトリングのハイブリット型。命中率を重視したのなら良い選択
・GBNで釣りしてる人がいるんですけどw
・マスダイバー普及してるな。オンラインゲームならもうちょっと運営仕事しろよと言いたくなるwww
・四体目の鳥型MSorMA? くノ一キャラみたいし、将来的な仲間かな?
・不正チームの末路が因果応報
・チャンピオン仮面割れてますよ! なんで!?(笑 ゼクスのオマージュかな? でも悪くない。むしろ大好物です、ありがとうございました。
・AGE-IIマグナム、必殺技あったんだ。プロローグじゃ明かされなかったからないのかと
・マント野郎はOPのラスボス?
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- [アニメ(放送終了):ガンダムビルドダイバ-ズ]
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NoTitle
壊れたから直したというよりは調整し直したという意味……?
負けたペナルティとして一時的に出せなくなったプラモを微妙に作り直してスキャン側に同一のプラモとして認識させない(課金すればすぐに出せるけど無課金の人はそうやって対策してる等)……それにしては時間が経ちすぎだしペナルティが大き過ぎるか……
もし実際に壊れてたら前作のプラフスキー粒子とは別ベクトルですごいけどそれじゃあ前作との差別化があまり出来てない気もします。
脚本側の台詞ミスかな……?