刹那的虹色世界

>あれだけボロクソで非人道的だった教団に結局因果応報は何もなくスルーされてしまってこのモヤモヤとした感。

まあ、セカンド計画に関わってた人たちは（最終回で病死したズゥを除いて）アルマに殺されましたけど、
サード計画に関わってた連中が無傷ですからねー。（特に、あのムカつく長官がｗ）
とはいえ、前期でも過去に適合者でない子供に無理にイノセンスを発動させる実験をして咎落ちさせたりと教団がブラックな事をしてた事が仄めかされてましたけどね。
リナリーも幼い頃に強引にエクソシストにされて、コムイが研究班に入って会いに来なかったらヤバかったですし。

14番目と繋がってたクロス元帥を粛正したり
サード計画で戦力の増強を企んだり、
アレンをノアとして扱ったりは、
アレンや神田視点だと胸クソでも、教団からしたら当然の措置でしょうしね。
というか、クロスの粛清を長官が知らなかったり、教団の上層部も一枚岩じゃなさそうですが。
自律型イノセンスなんてものまで出てきましたし。

＞そんな黒さのある教団をアレンやリナリーたちが打ち破ってハッピーなエンディングをつかみ取るという形だったと思うのだが

それはそれで1クールだと難しいですけどねｗ
しかも本来の敵であるノアと千年伯爵が空気になる事が確実ですし。
そもそも教団の非人道的行為は一応はノアや千年伯爵との戦いのためで、
それに伯爵と戦うには教団の組織力とかは必要なので、
結局はノアを倒して、それから教団の偉い人たちに今までの行いのツケを払わせるのがベストなんですが、
どうやっても1クールで綺麗にまとまるとは思えないｗ
なので、結局は原作通りにやって、俺たちの戦いはこれからだエンドにする他なかった気がします。

そして今期で一番気の毒だったは、ず～とノアに捕まったまま最終回でも散々な目に遭わされたラビでしょうねｗ

こんばんは。

>なので、結局は原作通りにやって、俺たちの戦いはこれからだエンドにする他なかった気がします。
個人的にはそんな終わり方中途半端で消化不良な終わり方が目に見えている中で原作通りにアニメ化する意味があったのか、と思うのです。

「シナリオ構成」の項目でも書いていますが、本当に観終えて首を傾げる部分しかない。黒い教団への因果応報もなければ、アレンは半分は自らの意志だったとはいえ教団を追われ、神田は忌み嫌う教団に戻り、リナリーたちもあんな状態。1クール3か月観てきて「あぁ、13話観てきて良かった」と思えることがまるでない内容のアニメなんて何の意味があるのか、と。

私は基本的に分割2クール制度は好きではない（というか嫌い）ですが、正直、この作品ほど悪い意味でED後に「続編決定」のテロップでも出ないとやってられない、と思った作品はなかったです。まだ「続編決定」と出てくれた方が「あぁ、さすがにこんな終わり方で終わらせないよな」と視聴者的には救いがあったと思ってしまうほど。


ちょっと語弊があったようなので訂正しておくと、総評で「ハッピーエンド」の単語を使っていますが、さすがに私も千年伯爵とノアを倒して教団が粛清されることは想定していませんでした。コメントを観て「あぁ、『ハッピーエンド』って単語はそう解釈されるのか、まずかったな」と反省しています。

私が考えていた『ハッピーエンド』は、長官が上層部に呼び出されて「君のやり方には問題がある」と小言を言われて軽い処分になるとか、アレンの在り方、ユウの生きざま、リナリーの信念なんかを理解してくれる上層部がちゃんといることが明示されるとか、その程度で良かったんですけどね。もちろん、原作の流れを崩壊させるようなことは出来ないでしょうから、長官処分っていっても減俸程度とか、アレンたちを認めるといってもそれこそ上層部会議に出ていたモブの一人が誰も居ない部屋で一人で愚痴るとか、物語のストーリーには絡まない程度で、ですけど。

でも、それがアニメオリジナルの要素になったとしても、そういうのがあるのとないのとでは視聴後の感覚というか、本で言う読了感みたいなものが変わる気がするんです。

原作がある作品なので原作準拠がベースなのは理解していますし、本来その姿勢は正しく評価されるべきものではあるのですが、1クールでここで終わってしまうことが明白だったのだからもう少しその辺の配慮は見せて欲しかったと思います。

空気だったラビ含め（笑