コードギアス 反逆のルルーシュ 第8話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[コードギアス 反逆のルルーシュ]
コードギアス 反逆のルルーシュ 第8話「黒の騎士団」
<あらすじ>
コーネリアにしてやられ、ギアスの力だけではブリタニアには対抗出来ないと実感したゼロことルルーシュ。休日(?)を利用してルルーシュは、現時点で最もゼロを信頼し心酔しているであろうカレンや要を主要メンバーとするレジスタンスへの接触を試みる。
一方、休日と言うことで生徒会メンバーは、レジスタンス関連でルルーシュとカレンが、軍務でスザクが、バイトでリヴァルが欠ける中、女3人で河口湖へと観光に出かける。
ルルーシュはカレンや要たちのレジスタンスと容易に接触すると、あっさりと自らの仲間へと引き込む。超豪華な巨大車両を今後、自分たちのアジトとするとしたルルーシュ。そんな中、高温超伝導体に欠かせないサクラダイトの世界有数の場所である河口湖のコンベンションセンターホテルを草壁中佐を名乗る者をリーダーとした日本解放戦線の一端が占拠した。そしてその中には、生徒会メンバーが。
コーネリアを総督に置いた部隊は、人質救出と事態鎮圧を目論むも、空から及び湖からの接近は悉く失敗。ライフライン供給用の地下通路を利用し、基軸ブロックを破壊することでホテルを水没させる案が出ているものの、超電磁式榴散弾銃砲を備えた雷光と言う兵器を持つ草壁中佐の一派がそれに対抗するため、サザーランドを以ってしても基軸ブロックの破壊はおろか、そこまでの接近すら出来ない。
コーネリアがテロに屈さないことはもちろん、人質を最優先にしている最大の理由は、人質の中に妹・ユーフェミアがいるせいだった。業を煮やした草壁一派は、とうとう30分置きに人質を屋上から突き落とし始めた。そして、要に「(自分たちはレジスタンスなどではなく)正義の味方だ」と言い、用意した服とバイザーをかけさせ、とうとうルルーシュも出撃する。
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<あらすじ・ネタバレ>
一刻を争う事態に、中継車を強奪したルルーシュは、そのままコーネリアの前に姿を現す。クロヴィスの仇を唱えるコーネリアだが、ルルーシュは知りうるコーネリアの過去から、とある確信を得ていた。
「コーネリア、どちらを選ぶ?」
「?」
「死んだクロヴィスと、生きているユーフェミア」
「!?」
ユーフェミアの名が出た途端、一瞬明らかな動揺の色を見せるコーネリアをルルーシュは見逃さなかった。ルルーシュは、「救ってみせる、私なら!」と強気に出、草壁一派がゼロと逢うことを望み道を開けたこともあって、易々とコーネリアをやり過ごすルルーシュ。
「は~い、ご指名ありがとうございまーす」
コーネリアは、一気に草壁とゼロを叩こうと、遂に待機していたスザクとランスロットへの出撃許可を下す。
「ランスロットでも、回避率は47.8%」
それでもやるというロイドとスザク。スザクの脳裏には、わざわざ自分を小旅行に誘おうとしてくれたシャーリーの姿が。
MEブーストフル出力で突っ込むランスロット。雷光の放つ榴散弾を回避し、シールドし、時には後退してまでスペースを作って前へと進む。その頃、ルルーシュはギアスの力で草壁や周囲の者を自決させ、ニーナの一言から正体を明かし連れて来られたユーフェミアと対峙していた。
「(副総督に就任したのは)クロヴィスが死んだからですね。私が殺した。彼は最後まで私に阿(おもね)り、命乞いをした……イレブンを殺せ、と命じたその口で」
「だから兄を殺したのですか!?」
「いいや」
「ではなぜ!!」
「あの男がブリタニア皇帝の子供だから」
「え?」
「そう言えば、あなたもそうでしたね」
ルルーシュは冷酷にそう告げると、ユーフェミアに銃口を向けた。
一方、スザクはランスロットが装備した特殊ライフル・ヴァリスを使って雷光を撃破。その爆風で地上へと押し出されるも、連射モード(?)に切り替えたヴァリスによって基軸ブロックを破壊。任務を成功させ、ビルの沈没を開始させた。
その落下途中、スザクはモニター越しにゼロの姿を確認した。そしてルルーシュもまた、スザクが乗るとは知らないランスロットの姿を見て、カレンや要たちに設置させていた爆弾の起爆スイッチを押す。
「ユフィー!!」
「みんなぁー!!」
「止せ! 枢木准尉っ!!」
轟音を立てて沈没するビル。爆発で黒く焦げたそのビルの表面が見えた時、スザクは自らの不甲斐無さを嘆き、憎み、コクピットのフレームに拳をたたきつけた。
「救えなかった……僕は……僕は、また!!!」
「ブリタニア人よ、動じることは無い。(生きている)人質は全員救出した」
「ぬけぬけとよくいう。オマエに手を出したら、人質に逆戻りと言うことだろう」
ゼロから強奪した車両経由で一斉送信された映像には、生徒会メンバーやユーフェミアを含めた多くの人質が無事、避難用ボートで脱出した姿が映っていた。だが、多くの人が知らぬ裏で、救出した人質を実質上の人質として使うゼロの巧妙さに顔をしかめるコーネリア。
「人々よ、我らを畏れ、求めるが良い! 我々の名は、
黒の騎士団!」
ルルーシュは、放送を使って大々的に自らの組織する集団をアピールした。
<感想>
ゼロに黒の騎士団か……安直なネーミングだ(まるで某ガンダムの機体名みたい(ジャスティスとか、フリーダムとか)。まぁ、その分市民は覚え易いだろうけどね。これでルルーシュは、 一応自らの軍を手に入れたわけですが、序盤からいきなり足元不安定。これで果たしてルルーシュは大丈夫だと……思ってないでしょうね。もし、これでOKだと思っているのなら、本当に学習能力の無い人になってしまいますからね。
ルルーシュの「正義の味方」発言には驚きました。まさか、こんなセリフを吐くヤツにだけは見えなかったので。むしろ、こう言うのはスザクの方が吐きそうな感じだし。
そのスザク&ランスロットは久々に活躍。あのバリスと言うライフルは、一体何なんでしょうね? 描写を見る限り、荷電粒子砲ではなさそうだけど……。あとはサクラダイトって何なんでしょう? 1話で説明あった??
個人的には富士山(ですよね、アレ?)が大改造されているのがショックだったorz 確かにあんなことされたら、日本人は黙っちゃいないかもしれん(´・ω・`)ショボーン
とりあえず、シャーリー・ユーフェミアはゼロへ興味津々? シャーリーは持ち前の乙女魂(?)全開で助けてくれたゼロに興味を持つだろうし、ゼロが皇帝の子供に異様な殺意を持つことに加え、力在りきのブリタニアを悲しく思っているらしいユーフェミアも興味を持つでしょう。
逆にレジスタンス側のゼロへの関心は若干低下か? カレンの態度がそう物語っている気がする。
次回は、「仮面の軌跡」。8.5話らしいので、おそらく総集編?
<推察>
1.ルルーシュの言う「正義の味方」発言の真意とは?
要やカレン、他の元レジスタンスの黒の騎士団内部からも疑問符が飛ぶ「正義の味方」発言。彼らがレジスタンス行動を自覚し客観的に眺めるだけの認識力があるなら、少なからず「正義」と言う言葉とは相容れられないはず(特にカレンは、兄の復讐っぽいので正義とは実は程遠い)。なぜ、ルルーシュはこのような発言をしたのか? 個人的には以下の通りに解釈しました。
「正義の味方」と言う発言の真意は「力を持たない市民の味方」であり、我々はそんな者たちを救うように力ある者の暴走を裁かねばならない、とした活動内容に対する比喩表現。これは、あの演説内容にも現れていて、ルルーシュはここにおそらく次のようなことを見出しているはず。
それは、「民衆を味方に着ける」と言うこと。現時点で、仮に全てのレジスタンスが一斉蜂起したとしても、数と技術力、食料を含めた物資の差でブリタニア皇国に勝てないのは火を見るより明らか。さらに、このような展開になった場合、ブリタニア皇国によるイレブン(日本人種)殲滅戦へと移行する可能性が高く、最悪そうなれば日本と言う国はおろか、民族すら消えることになる。レジスタンスがカレンなど一部を除いて、日本解放を本当に望むのであればこのような展開だけは避けなければならないこと。
そこで考えられるのは、ブリタニア人を味方に手懐けて、相手の戦力を奪うと同時に味方へ引き込むこと。ブリタニア人に限らず人の心を惹くには、それに興味を持たせ、それらのしていることを正しいと認識させなければならない。その手段として、力を持たない者を力を持つ者からの暴虐から守る存在として黒の騎士団をアピールさせたのではないだろうか。これは、ブリタニア人に興味を持たせると共に、自分たちも守ってくれると言う安心感と正当性を与えられる上に、暴挙を働いていればブリタニア軍への武力行使さえ民衆に正当性があるのだと言う認識を植え付けられる。
ルルーシュがブリタニアに対抗するため、武力・数などで少なからず戦えるレベルにまで育て上げるには、これらの要因が不可欠だったのだと思われます。そして、これら諸々を踏まえてルルーシュのあの演説に繋がったと思いますね。問題は、この意図が仮にあったとして、それをカレンや要たちがちゃんと理解しているのかどうか。ハッキリ言ってかなり疑問。ルルーシュがコーネリアと対峙する直前「俺がやってやるよ」と客観的に物事を見られない場違いなレジスタンスがいましたが、それが良い証拠。具体的にどうしてくれるですかね? どうせ1人じゃ何も出来ないのに(それはルルーシュも同じで、それを前回コーネリアに学ばされた。だからこそ組織を求めたわけで)。まぁ、さすがにこんなヤツよりはマシだろうけど……カレン辺りは、復讐さえ出来ればそれで良い、とか思ってそうなので、その内ルルーシュはカレンに足元をすくわれそう。
2.ニーナの過去
ミレイは、ハッキリと「今度は置いていかないから」と言った。1話を観ていないので、1話にこれに関するものがあったのかどうか不明だが、もしなかったのだとすればここにニーナのイレブンへの差別意識の高さが隠されているのだと思われる。
「置いていく」と言う状況から、かつて同様の状況(人質)に巻き込まれ、ミレイに置いていかれた過去があるのか? ミレイはアシュフォード家の娘だし、その関係で優先的にその場から逃されて結果としてニーナを置いていくことになった、と言う可能性もある。あと、推察する材料としては「暗闇」「トンネル」だろうか。トンネルに入った途端、ニーナは震えていたし。
3.ロイドの狙い
「止せ! 枢木准尉!!」
ロイドの素の声を初めて聞いた気がします。しかもかなりカッコいい。つまり、これが素なわけです。普段は、研究にしか興味の無いマッドサイエンティストを甲高い声で演じている可能性が出て来たわけです。個人的には、実はレジスタンスと繋がっていて技術を流しているとか、あとはラスボスとかそういう展開を望みます( ̄∇ ̄;)
ロイドがスザクを心配した理由は、表向きには今まで通りランスロットの数少ない適任パイロットだから、でしょう。ただ、もし裏の顔があるのだとすれば、素の声が出たあの発言の真意はパイロット云々ではなく、別の理由でスザクを心配した、とも(セシルですら、ロイドの素の言葉には驚いていたし)。
4.ギアスの有効時間
特定の行動に関しては無制限なのだろうか? もし、ルルーシュが命令する際に「ずっと」とか「命令を辞めるまで」とか言っていたとすれば、それらは忠実に実行されることになる。にしても、まだやっていたなんて。てっきり、使い捨てだと思ってたんだけどな(ぇ
5.生かされたユーフェミア
まぁ、ユーフェミアが生かされた最大の理由は、ここでユーフェミアを殺してしまうと、これからルルーシュの言うことに矛盾が生じるから。ルルーシュは、ユーフェミアが民衆のために人質を買って出たことを理解していた。そうなれば、ここでユーフェミアが殺されるのはマズイ。もちろん、その場を目撃している人がいなければ問題ないわけですが、そこにはコーネリアに「救ってみせる」と言った意地がありますから。意地と言うより、ゼロと黒の騎士団の有言実行力を見せ付けておきたかったんでしょうけど。それに、ルルーシュにはまだコーネリアに使い道があるみたいですし。
<MVC>
ルルーシュ
「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある者だけだ!」
最もなセリフを最後に言ってくれてホッとしています。まさか、ルルの口から「正義の味方」が飛び出すとは思わなかったので( ̄∇ ̄;) このアニメ、オレンジと言いこれと言いひたすら名(迷)言を生み出したいのだろうか。
真面目な話に戻すと、個人的にこれには賛成です。ただ、その「撃たれる覚悟を持つかどうか」と言うのがどう見極めるのかが難しいかな、とも思います。それでも、この発言のおかげで(?)、DEATH NOTE(原作)のラストのキラ(夜神月)のような不様な展開にだけはなりそうにありませんね(月は、撃つ意思があっただけで、撃たれる覚悟は無かったから、あんな展開にorz)。
番外編
コーネリア(幼少)
まさか、幼い頃のコーネリアがあんなに可愛いなんてorz くそ、皇帝が用意した競争社会がああしてしまったのか……(つД`) 今日この時ほど、皇帝を憎んだことはありませんでした(ぇ
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初めまして★
この度TBしましたのでコメントにきましたw
これからもまた来ると思うのでどうぞヨロシクお願いしますvvv