機動戦士ガンダムAGE 第2話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[機動戦士ガンダムAGE]
『AGEの力』
※辛辣な評価の記事となっている可能性があります。『AGE』を観て感動だったという方、作品が辛辣に評価されることを嫌う方はプラウザの「戻る」ボタンを押すことをオススメします。
≪あらすじ≫
突如として未確認の機動兵器型の存在UEの攻撃を受けたスペースコロニー・ノーラ。フリットと彼の開発した“ガンダム”のおかげで一時的に敵をコロニー外へと押し戻すことに成功したが、コロニー外部の宇宙空間からの攻撃は続いていた。そして、遂にノーラの外壁の一部が損傷。スペースコロニーの均衡が崩れ始める。
ノーラ崩壊まで6時間。
ヘンドリック司令は連邦軍の新造戦艦ディーヴァを使い、コロニー市民を避難させた中核ユニットを牽引して脱出する案を採用する。ことは一刻を争う事態。正規パイロットへの引き継ぎも出来ぬまま、フリットは再びガンダムに搭乗し、ディーヴァを目指す。
その途中、彼はユリンという謎の力を持つ少女と出会うが――
≪感想≫
1話よりは良いかな、と思った。
でも1話でフリットかと思ったら、2話はエミリーが暴走。だってこれで14歳なんだぜ? いや、それは偏見かもしれないけど、14歳って私たちが思っている以上にもっとちゃんと状況を読める大人だと思うが。これはヒロインとしてはエミリーよりもユリンに注目すべきかも。でも、そのユリンもニュータイプ的なパワーを発揮してしまったからなぁ。この力にもちゃんと意味づけがあるのか不安。
そもそも、『AGE』という作品は裏付けが足りない。弱いと言うべきなのか。とにかく根拠となる部分が薄過ぎる。だから私のように一部の視聴者は「子供っぽさが過ぎる」と批難するのかもしれない。
ニュータイプ、コーディネイター、イノベイター。これまでガンダムシリーズの多くで取り入れられてきた、進化した人類の力。そこには大きな意味があった。そうした特殊な力が出てくる必要性があったのだと、ストーリーが証明してくれていた。
もちろん『AGE』はまだ2話。全何話で放映されるか解らないが、このユリンのニュータイプ的パワーはまだまだ触れられていない部分なだけに、せめてこの力だけはストーリー的に「必須だった」と思わせるような展開を期待したい。
というのも、ガンダムもAGEシステムも「夢のようなシステム」どころか「夢」でしかないから(苦笑 思い返せば、あのガンダムは何で動いているのか。どんな装甲を使っているのかなどがサッパリわからない。UEのビームを受けても目立った損傷のない装甲だが、その技術があれば連邦軍のMSはもっと強くなれたはず。でも、そうじゃなかった。そこにはガンダムに採用された装甲だからこそ、という部分があるはずなのにそれが明示されないから、裏付けが弱いと感じてしまう。
AGEシステムは確かに画期的なシステムだと思う。敵との戦闘データを基に、新しい武器を設計し組み立てるという発想は学習コンピュータに近く、理にかなったシステムだ。だが、問題はそれをあの短時間で作り上げてしまう部分。フレームから削り出してあっという間にビームライフル(ドッズライフル)。それを単一の金属から作り上げるなど「夢」以外の何というのか。
フレームや基礎部材ならまだしも、その金属で制御用半導体やセンサーユニットも作り上げたというのだろうか。ビームライフルを使うなら当然エネルギー供給ラインがあって、供給されたエネルギーを高めてビームとし、さらに劇中の説明のように「ドリルのように高速回転させ」、おそらくエネルギーを臨界に達しさせて従来型を超えるビームを発射するのだろう。が、武器が出来れば使えるわけではない。使うためには出力調整のほか機体側にもその武器を使うための制御OSが必要になるはずだが、それを無視して「出来れば使えよ」な流れは、1話のガンダム同様にアバウト過ぎる。まるでアンパンマンだ(アンパンマン、新しい顔よ⇒ガンダム、新しい武器よみたいな)。
なんかもうUEよりガンダムの方が異星人みたいな感じ。こう、人間の中にある既存の理論や在り方が最初から当てハマらない、という意味で。
ストーリー的には『SEED』を観ている感じがしてきた。基本的な序盤の流れはたぶん『SEED』と同じになるような気さえしてきた。まぁ、それは良い。『SEED』もいろいろ言われている作品だが、それは主に『DESTINY』であって『SEED』単体の評価は私も高いし、一般的にも高い。「『SEED』で終わっていれば」とは良く耳にする話である。
話が少しそれたが、ストーリーとして序盤は『SEED』をなぞる展開になっても文句はない。どの道、描くべきものが違うため中盤以降は『SEED』と同じにはなり得ないし。
一つ懸案事項があるとすれば、ガンダムだろうか? 現状発表されているガンダムのバリエーションはノーマル含めて三種類。『SEED』でもノーマル含めて四種類のバリエーションが主人公ガンダムに与えられていた。
『SEED』のガンダムは換装システムが売りで、『AGE』では進化するシステムが売り。そのためのバリエーションのはずだ。
だが、実際に劇中でそれが活かされるかどうかという不安があるのだ。『SEED』の場合、結局劇中でのバリエーションは初期の四種類のままだったのは今でも悔やまれる。せっかくある換装システムなのに、初期の装備しかないから活かしきれていなかった。
『AGE』も前述のようにAGEシステムがある。AGEシステムを出してしまった以上、この先ガンダムには進化が求められるわけだ。すでに発表済みのノーマル含めた三種類だけで終わってしまうようなら、それは『SEED』の二の舞であり、設定を活かせなかったことに等しい。
ぜひとも『AGE』にはそうした反省を教訓にして、どんどん進化をし新しいバリエーションが出てきてほしい。
≪連絡事項≫
基本的に『AGE』はこちらからTBは送らない方針を固めた。あしからず。
というのも、私が書く記事が予想以上に批判的で、そしてそうした記事が一部の方々の感情を煽ってしまっているのだと前回の記事を書いて痛感したからだ。いろいろな意見があって然るべきだと思うし、私も批判する以上その批判に対する批判があるのも承知の上。だから記事も批判の根拠となる部分や代案を出して、出来る限り論理的に示し、根拠なき感情的な誹謗・中傷になるのは避けているつもりだが、それにも限界がありそうなのだ。
何より、TBを送られてきて相手の記事へ行って記事を読んでみたら批判記事だった、というのはなんかこう相手に失礼な気がしてしまったのだ。「良いところは良い、悪いところは悪い」と書く私のスタンスはどの記事でも変わらないけれど、あまりに批判だらけの記事をTBとして送るのはさすがに自重すべきだと考えたわけだ。まして、単純にTB数やそれによるアクセス数を稼ぐだけのTB送信は、少なくともこの『AGE』という作品ではすべきではないと結論付けた。
それは『AGE』が特殊というより『AGE』の記事が批判的過ぎるから。それは『AGE』という作品が好きで愛している方々に失礼というもの。『AGE』だって良いところはあるし(あまり触れていないだけで)、そこに注目して好きでいてくれる視聴者がいるのなら、それはきっと喜ばしいことだと思う。
なので、こちらからはTBは送らない方針で(引用など言及する部分があった場合は別だが)。もちろんTBが送られてくれば、それは私の批判要素の多い記事を容認していただいたと解釈して、TBを返させていただきます。
≪TB先 参照リンク(URLアルファベット順)≫
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- at 13:10
- [アニメ(放送終了):機動戦士ガンダムAGE]
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自分は楽しめましたね、同志Tと違って頭空っぽにして見たからでしょうが
真面目に中身の評価? うーん、漫画やアニメでよく見る“穴あきチーズ”かな、敢えて意味は語りませんが
まあ本格的な判断は「三話まで見てからにしてくれ」って公式で言ってますので、来週以降にしますが……この調子なら福島の放射能被害が一瞬で解決するレベルの奇跡が必要ですね